ホウチガブログ

~方向性の違いでブログ始めることになりました。~

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〈997.スポーツと性格〉

6月20日

 

久しぶりにテニスで本気になった。現役の頃に試合をやったことある奴とテニスをすると当時の気持ちが思い出される。別に今となっては負けてもそれは一つの学びだと思うけども、当時は負けたくない・負けてはいけないと思っていた。それが久しぶりに出てくるんだもの、いつもはへらへら上手いっすねえ!とか言う余裕がなかったね。

 

 

大真面目にテニスをすると、やはりメンタルスポーツだと思い知らされる。一本強いエースが決まるとそれに乗って次から次へと決まり始める。その一方で、リードしたことでふと気が抜けると自分のプレーにブレが出てくる。そのうち、さっきまで決めてたエースはどうやって決めたっけなあと疑問が出てくる。
サッカーであれば永遠にゴールキックをやらされているような、バスケであればずっと3点シュートを打たされているようなものじゃないかしら。もちろんテニスも対人スポーツなので相手の調子に左右されるところも大きいけども、ひとりの種目であるがゆえに誰かに支えられることもない。
そこがテニスの魅力なんだと思う。

 

 

僕がこの性格になったのも、こうやって毎日自問自答のような文章をかくようになったのもテニスのせいだと思う。今のポイントはなんでこうなったのか、どうやってサーブを打てば良いのか、練習から基本的に自分で問うて自分で答えてきた。それが正しいのかはわからないけども、正解とするしかない。
そういう意味で、テニスをする人は一人時間を楽しむ人だと思う。そういう人じゃないと楽しめないところもあると思う。こどもの頃に経験させられれば、考える人になると思う。かつてのダブルスのパートナーも、ライバルたちも皆そういう人だったと思う。
もちろん、コーチや監督、チームメイトからのアドバイスで道が示されることもあるから完全な個人ではないけども。

スポーツを教育的な観点から見れば、テニスは自分の道を極めようとする人になると思うな。

 

 

他のスポーツだとどうなるんだろう。サッカーであれば全体を見渡せる人になるかもしれないし、我を示すことができる人になるかもしれない。野球は出番に強い人間になるかもしれない。
○○のためにスポーツをさせる、というのはあんまり好きな考え方じゃあないけども、そういう見方をするのも面白いことかもしれない。
でも、こどもがするスポーツはやっぱり本人に決めさせたいと思う。それのサポートを親はさせてもらえれば。