ホウチガブログ

~方向性の違いでブログ始めることになりました。~

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〈1002.かめ〉

6月25日。

 

なんとなく気が向くままに散歩をしていると、神社に行きついた。何度か行ったことのある神社なので特別な感情もなかった。しかし何年ぶりかだったのできちんとお参りした。


参道に亀がいた。おそらく境内の池からのそのそと出てきていたのだろう。しかし、池のまわりにはフェンスがあるのでどうやって出てきたのだろうか、フェンスが唯一ないところからわざわざ遠回りしてきたのか。一生懸命に歩いていたので邪魔しないように本殿に向かった。

 

 

ちゃんと挨拶をして、現状を報告する。だれもこないような小さな神社なので心行くまで探索をして帰る。
すると、さっきの亀がまだ池に入れずにじたばたしている。ハリガネのフェンスが邪魔で水に入れない。甲羅は乾燥してしまい哀れに思えた。


亀を初めて触ることになった。一応カミツキのやつではないことを確認してゆっくり甲羅を持ち上げる。意外と大きさの割には重い。甲羅も骨でできてるんだっけ?人がいないので人目を気にせずに入っていいのかわからないフェンスの抜けた池の近くにその子を置いた。
5分くらい甲羅にこもったままだったけど、時期に茂みの中に消えていき、しばらくするとぽちゃんと音がした。
良かったですね。

 

 

期待しちゃあいないけど、神社の亀を助けたっていうのはなんだか徳の高いことだと思う。誰にでもできることだけど、めちゃめちゃいいことしたようないい気分である。
亀ってかわいいもんだな。大人になって池のある家なんかに住んじゃうような金持ちになれたら亀でも育てたいなあと思った。魚より犬に近いような気がするし、犬ほど元気に走り回るわけでもないので、のんびりした休日にはもってこいの相棒だと思う。

こういうイレギュラーなことがあるのは、結局外に出たからこそだ。
まだ人がわさわさいるところにいくのは気が引けるけども、神社とか寺とかそういうところなら大声で話す人もなし、ちょうどいい散歩になる。
なにかいいことあるといいですね。