ホウチガブログ

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〈1016.無観客のこと〉

7月9日。

 

オリンピック、基本は無観客なんだってね。
まあこの環境下では仕方ないし、然るべき対処かもしれないけど、チケットあたってた人とか、アスリート側からしたら残念なところが大きいだろうな。
オリンピックの運営側も、急な方針転換が続いて対応が大変だろう。
仕方ないんだけど、「緊急事態」ってなんなんだ。

 

 

スポーツにおける観客の役割ってそんなにないけども、もちろん経済的なところが大きいし、選手のモチベーションになることもある。
有名な話、松岡修造が現役のとき「諦めるな」っていう観客からの声で頑張った結果、ウィンブルドンでベスト8に入ったらしい。他のテニス選手でも、わざと観客に声を出したりウェーブさせたりすることもある。


テニスだけでいえば、メンタルスポーツであるので応援が多いことはとても大きな力になる。相手へのプレッシャーになるのはもちろん、最後まで踏ん張ることにもなる。

 

規模は小さくなるけども、僕が高校生の時の団体戦もいかに応援団の元気を出させるようなプレーをするかどうかも勝負の大事なポイントだった。
私立高校はやたら大きな応援団を引き連れてくるのでそれだけでも気後れするようなモノだった。

やっぱり、無観客っていうのは「スポーツ」としてはさみしいものかもしれない。

 

 

はやくこんな時代は過ぎ去ってほしいと思うけども、過ぎ去ることはあるのだろうか。これが基本になって、客を入れないようにしたり外食を控えるのが普通になってしまうのだろうか。

外食が減るとお財布は温かくなる。でもお店の存続が難しくなってくる。すると、ちょっと良いことがあったりねぎらう時に頼りの場所がなくなってしまう。
人を集めてのイベントがなくなれば、感染症のほとんどが絶滅してくれるかもしれない。でも、血が滾るような興奮の機会がなくなる。そんなもの必要ないだろうというのもわからなくはないが、人が集まってできる熱量というのは言葉にできない不思議なパワーがある。悪い例だが、車をひっくり返すような勢いとパワーが生まれる。

 

そういう人が集まる機会が完全になくなってしまうのは悲しいような気がする。
100%リモート生活が実現できても実施しないように、可能であっても実行しないだろう。

 

 

オリンピックはとても残念だ。
たぶん、自分が生きている間に日本でやることはもしかするとあるかもしれないけど、杖をついているような未来になるだろう。
楽天オープンは今年もやらないし、しばらく世界レベルのテニス観戦はできない。

 

しばらくはテレビで我慢するしかなかろう。

来年ももしかしたらそうなるだろう。再来年も、その先も?