〈1038.プロ意識〉
7月31日。
7月も終わりである。
今年も残すところ8,9,10,11,12月。5ヶ月。
5ヶ月で何ができるだろう。
仮に毎月5万の貯金ができれば、25万円ができる。25万があれば贅沢な旅行もできるしちょっとした家電を変えることもできる。
毎月1キロ痩せれば5キロも落ちる。60キロなら55キロ。70キロなら65キロ。重くて大きい米の袋一つを体から消すことができるぞ。
5ヶ月って短いけどかなりできることはあるはずだ。
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153日後。
毎日一つショートストーリーを考えればかなり分厚い短編集が出来上がる。
毎日一枚絵を描けば下手くそな小学生でも顔と体の認識ができるくらいには成長できるだろう。
毎日2km走ればトータル306kmだ。スカイツリーから名古屋手前くらいまでである。なかなかのランナーだろう。
ありの思いも天に届く、点滴石を穿つ。
小さな努力も集まり続ければなにかしら形になるということだ。我々はまさにいまオリンピックでそれを見ている。
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彼らはプロだからね、というのもよーくわかる。
しかしながら、誰しもプロであるはずだと思っている。
学生でもある分野のある項目に関してはだれにも負けないかもしれない。バイトの品出しでもスピードと正確さは実は日本でもトップかもしれない。遊園地のお姉さんも笑顔と接客は世界一かもしれない。
そうでないのならば、いわゆるプロ意識というやつだ。
私は〇〇だから、〇〇については心血を注いでいる。そういうのがひとつあるとなかなか締まった生活ができると思っている。
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高校までならプロを目指していたテニスにおいては誰にも負けたくないと思っていた。
それが今は見失ってしまった。それがでかい。
とにかくプロ意識を生活に根付かせることを忘れると痛い思いをしてしまう。
オリンピックだからとか、大会で評価されるからとかじゃない。
プロっちゃうのは日常にあるはずだ。生活の基軸をどこかに深く刺していると安定したメンタリティになるようだ。
僕は〇〇のプロだから、いまは〇〇しよう。
この半年はどうか忘れるな。