ホウチガブログ

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〈1040.続スポーツの型〉

8月2日。

 

昨日の続き。昨日は芸術系のスポーツって不思議だなあっていう話だったんだけど、今日は記録型の競技について。
記録型といえば、陸上が真っ先に思いつく。
陸上のほとんどは記録との戦いである。
より高いほう、より早いほうの勝ち。

これも面白さがあるのは百も承知の上で。やっぱり対戦型のほうが好きなんだな。

 

 

陸上競技の中でも競走はけっこう好きである。
これは対戦型に近い気がするから。同時に走って、ほぼ同じ環境で勝ち負けが決まる。
しかしながら相手との駆け引きがない点では対戦型ではなく記録型だと思っている。
ひたすらに高みを目指していく孤高の戦士たちである。
もちろん周りよりどうというのもあるのはわかるけども、練習でできないことができるわけではない。


そういう意味では勝ち負け以上に自分との戦いである。
だからこそ、自分の状態を最高のものにしなければならない難しさがある。
そういう意味では、最もメンタルに左右される難しい競技だと思う。

 

 

そう。相手との駆け引きである。
相手との駆け引きが対戦型の醍醐味だと思う。それが運動の一番いいところだと。
たとえ自分の調子が最高でなくても相手を揺さぶれば活路を見出せるのだ。

まさに戦いである。


実力がない人間でも、メンタルが強く、勝負どころを理解する嗅覚を持っていれば実力が上だとされる人間でも打ち負かすことができる。
この一発逆転がおいしいのだ。
もちろんレベルが上がれば上がるほどそれが難しくなっていく。

 

しかしながらあのジョコビッチがメダルをセルビアに持ち帰れないというのはまったく理解できないことだ。
いまの男子プロテニス界でジョコビッチは実力でいえばぶっちぎりだと思う。
しかしながら、プレッシャーや環境への適応等に十分な準備ができず、そして相手は負け覚悟でぶつかってくる強い選手となればその実力の発揮もできないまま終わる。

それが対戦型の面白いところだ。

 

 

記録型はもちろん順番によってメンタルがぶれるのはあるだろう。
しかしそれが駆け引きになるのはゼロではないだろうが対戦型に比べればそうではないだろう。
そして記録型は修正ができない。
スタートダッシュのミス、バトンのミスなどが直接記録に出る。
対戦型であれば後半にその取返しができる。

だからこそ記録型は最も難しいスポーツだと思う。
自分であくまで自分のために追い込み続けるためのスポーツだ。

 

 

記録型、芸術型、対戦型。
この三分類には適性があるだろう。
あくまで敵は自分か、感性か、相手か。
究極的には全ての競技が相手は自分なんだけども、それ以外の要素も重要な要素である。

とはいえ僕はテレビでやっている競技はかなりのところ見ているんですが。
どの競技もやっぱりプロがやっているとすばらしいものである。