ホウチガブログ

~方向性の違いでブログ始めることになりました。~

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〈1042.末端への声がけ〉

8月4日。

 

最近バイトを始めたが、完全な接客なので始業前にいろいろ上司や社員さんから話を聞いたり確認事項があったりする。
それが終わって一人で仕事を始める準備に移るわけだが、その時に複数ある現場を上司が始業前準備をしながら声をかけて回っている。
比較的大きい職場なのでそれを一人一人声をかけて回るのはなかなか大変な仕事である。
それでも毎朝回っているのはそれ相応の理由があるからに違いない。
それくらいに大きいチームになればなるほどコミュニケーションが大事だということだろう。

 

 

話は変わって僕が整形外科に通っていた頃。
当時運動をすると足の筋肉が痛くて仕方なかったことがある。
夕方学校終わりに通っていたわけだが、整形外科のリハビリ科は整形の先生がいるところとはちょっとだけ距離があった。

しかしながら、院長のおじいちゃん先生はリハビリ科までやってきて、僕のようなスポーツ負傷者からご老人まで一人ずつ声をかけて回っていた。
大丈夫ですか、前より良くなってますか、などなど。


これが実のところすごくいいものだった。
怪我がすぐに回復するとかじゃないけど、安心感は間違いなかった。
ここでならちゃんと向き合って治したいなと思わせてくれる環境だったと思う。
ある意味一番の接客だったと思う。

 

 

さてそんな経験をしていたので、上司が現場を回って声をかけてくれるというのはモチベの維持だと思っている。
実際に上司が自分を認識しているということを意識させられると、準備もちゃんとしようと思う。
ネガティブな言い方をすれば、へまできねえってところだけど、朝から元気に今日もよろしくねと言われれば、任されたならやってやりましょって気持ちになる。
思惑通りにモチベをしっかりと挙げられているわけだ。まったく良い職場だぜ。

 

 

小さいコミュニティであれば声掛けを意識せずとも勝手にコミュニケーション取るし、裁量権も与えられているからちゃんとしようとなる。
それが大きくなってくると裁量権がないマニュアル仕事が増える。するとモチベが落ちてミスにつながるということだ。
会社でいえば、ベンチャーが大きくなって、失敗から廃業まで追い込まれてしまうこともあるといった感じ。
それを防ぐためにも、声をかけてあなたに任せていますよっていうのを意識付けさせることが大事なんだろう。

 

 

とまあどんなことを考えているんだといろいろ考えてみたけども、単純に気になれば声をかけるものだ。
応援している選手に頑張れというように、心底思うことがあれば考えるよりも先に行動を起こすこともある。
たぶんもともとはそういうことで成功したから、ハウツーとしてこういうことをしましょうってことになったんだと思う。

コミュニケーションまでマニュアル化する必要はないからね。