ホウチガブログ

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〈1044.次元という男〉

8月6日。

 

ルパン三世のキャラクターの中で、やはり次元を一番見てしまう。
しぶくてクールでかっこいいルパンの相棒なんだけども、よくへまをするかわいいやつである。
作戦遂行のためのなんでもできるスーパーマンでありながら、ルパンのための咬ませ犬役もこなせるいい男。
助演男優賞ってところだろうか。いいねえ。

 

 

次元はガンマンっていう設定だけども、それが活きた話をまだみていない。
それ以上にルパンの思考を読み取って事前に準備を終わらせたり、ルパンのしりぬぐいをしたりするようなちょうどいいツッコミ役である。
ルパンの思考を読み取れるのもすごいし、話をぐだぐだにせずしっかり締めるためにも必要な役である。
そして五エ門ほど堅物でもないので咬ませ役にもちょうどいい。
そろそろ次元が主役の回を観たいんだけどもなあ。

 

 

こういうトップを引き立てるためのなんでも屋さんは絶対にいたほうがいい。
それを複数のキャラクターで分担していることもあるけども、いずれにしても話をまとめるためにはマストだろう。


特に一話完結型の話であれば、ボケの主人公とツッコミの脇役のツーマンセルは必須だ。
作品によってそのボケとツッコミは逆だけども、鉄板だ。

漫才とかコントとかと同じだ。
役割を交代することがあっても、同じタイミングで二人ともボケ、二人ともツッコミだと万人受けは難しいと思う。
役割をきっちりこなせるキャラは愛される。
そして主人公のための脇役になれる男が大好きだ。

 

 

こういうのはキャラクターの分析の議論の場面でよく見る。
銀魂みたいにいろんな個性の強いキャラクターが多いものだと、登場する回としない回がはっきりしているし、主人公の白髪のあいつでさえ脇役になる話もある。
結局、一話完結であればその話ごとに役割をはっきりさせること、長編のものであればキャラごとの役割以外のことはさせないこと。
これが大事なんだと思う次第であります。
結局わかりやすさが一番大事だからね。どんなに面白い漫才でもアカデミックな話ばかりだったら退屈だからね。


いわゆる内輪ネタにならないためにも、わかりやすさが全てだろう。

そういう意味でも、ルパン三世はよくできた漫画・アニメだと思う。
まだ1stシーズンを見ている途中だが、これから次元がどんな活躍をしてくれるのかが楽しみである。