8月29日。
寝る時、微妙な気温になってきた。
めちゃクソ暑い夜ではなくなってきたので、冷房は止めたほうがいい。しかしそれだと朝起きた時に汗ダラダラのぐちゃぐちゃで脱水しかける。
外だと鈴虫が鳴き始めている。昼間とんでもなく暑いのを考えると気が早いと思うけど、夜の気温だとわからんでもない。
日が沈むのもはやくなってきた。秋の訪れってやつかしら。それにしては夜は暑いけども。
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最近は色々便利になったおかげで季節の変化がいまいちわかりにくくなっていると思う。
エアコンっていう人間最大の味方の登場もそうだろうし、スマホとかテレビとかだと、季節とか環境とかと全く関係ない情報も無限に溢れているので、時節を気にしている時でないとそういう情報に辿り着かなかったりする。
テレビを見てればそうでもないかもしれないけど、ぶっちゃけテレビを見るより自分が見たい動画をYouTubeやニコニコ動画で探してみている方が楽しいのでさっぱり見なくなってしまった。そしてそういう動画はやっぱり季節のことは扱わない。
なんとなし、夜にちょろっと寂しさを感じるところはある。
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しかしながら、季節とか環境ってやつは気にしてたのしむものでもない気がする。
ふとした時に感じるものである。
となると、そのふとした時ってのが最近はないってことか。
ああ。そうだった。我々はそういう時代に生きているんだった。外出が制限され、季節を感じる行事も中止、旅行も当然NG。
仕方ない。仕方ないのよ今は耐える時だから。だからこそ、ふとした時に感じる季節っていうのを、とーっても大事にしたいと思うわけ。
家の中からも聞こえてくる鈴虫の声とか、昼間のやかましいセミとか。
外で得られる視覚情報が失われている今、頼れるのは耳、舌、鼻だろう。
たしかにさんまを食べるようになったら秋だ。きのこも秋だ。かき氷がまだまだ売られているであろう今はまだ夏である。
太っちゃうけど、ストレス増し増しになるよりもいいでしょう。口から季節を感じるのも一つかもしれない。つまり、弁当ばっか食べてないでちゃんと自炊しなさいということだ。
そんで寝る時にイヤホンしてないで、ラジオ流してないで、外から聞こえる虫の声を聞きたまえよというわけですな。