ホウチガブログ

~方向性の違いでブログ始めることになりました。~

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〈1119.過去問題〉

10月20日

 

だいちのすすめでジャンプのとある漫画を読んだ。なかなか面白い。僕が知っているジャンプらしい型を外れているようで、それでいて王道パターンがあるような、不思議なタイプの漫画だった。
こういう未知を知ると、いつまでも自分は知らないことばかりだとわくわくするね。

 

 

自分が生きる上で大きな命題が与えられていると思う。

「なにかのプロになるとはその全てを知ること」
いつかこれを達成したいと思うと同時に、そんなの不可能だとも思う。資格的な意味でのプロではなく、専門家という意味でのプロである。

 

例えば、アフリカ研究のプロであれば、1980年代のそれぞれの地域について話すことができる。そしてそれを、経済の面から、政治の面から、文化の面から、などさまざまな観点から話ができる。


例えば、テニスのプロであれば、試合の場面場面で最上の選択ができるということになる。これを支えるのは本能的な勘と、これまで学習してきた「過去問題」から探ることになる。2015年全豪の二回戦での出来事から引用、というような。そして道具について知り尽くしたうえで自分に最上の選択ができることだ。
これを僕の命題でいう「プロ」である。

 

 

実際に教授であってもそれができるとは言い切れない。テニスのプロだってそんなこと不可能である。
しかしいつかはそうなりたいと思っているし、そうあるべしと思う。そういう命題があるので、僕はいつまでも学生なのである。来年からはクリエイターになるわけだが、他のクリエイターがこれまでにつくってきた様々な「過去問題」があり、それ全てを網羅したうえで開発したいと思う。
スーパー頭でっかちなプレイヤーが最強だと思ってしまう。

 

 

漫画もただの一読者であれば、刹那的に面白かった・面白くなかったという感情で終わりにすればいいが、漫画も一つの重要な参考資料になる。となると、やはり勉強するうえで網羅して、体系化したい。

完全な体系化のためには全てを知る必要があると思っている。
そういう上では、今回読んだような漫画も、おそらくなにかの「過去問題」の影響を受けているのは間違いない。まったくのゼロな開発物はありえないわけなので。

 

 

そう考えると、漫画であっても、映画・ゲーム・ドラマ・能・歌舞伎・演劇などなど、参考対象は無限にある。いわゆる「エンターテインメント」はこの世の全てが参考資料である。自然現象も「面白い」と思えたらネタになるわけなので。

こう考えると、頭でっかちを目指すとなかなかたどり着けない。つまり、プレイヤーでありながら研究家でもある二足の草鞋がベストだといえるだろう。