ホウチガブログ

~方向性の違いでブログ始めることになりました。~

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〈1144.良い気づきの日2〉

11月14日。

 

今日は良い気づきの日その2だった。

なんとなしに人の家の表札を見ているときに思ったこと。
表札の文字は間違いなくきれいである。見本の字であり、間違いはない。と思っている。
しかしそれは当然、どこかの人間が書いた或いは打ち込んだ文字である。
達人級の書道家の文字をパソコンに読み込んで文字にしているのかもしれない。詳しくは知らないがミスが全くないというわけではないだろう。というか正解という概念がそもそもない。
その、全てのことに対して一歩後ろから見る、懐疑的に批判的に考えてみる。それがいわゆる「クリエイターの視点」ということじゃないかと思った。

 

 

来年からお世話になる会社の社員さんからは「学生のうちから作り手の視点を意識しましょう」と言われる。
「作り手の視点」ってなんだかよくわからない。例えば映画を見た時に、普通に物語を楽しみながらも、演出やストーリー展開を考えることだと思われる。ゲームだってそうだ。普通にアクションを楽しみつつも、ギミックや操作性を考える。

じゃあその「考える」とはどういうことか。僕は考え方がわからないという状況だった。
それはつまり、その鑑賞している・楽しんでいる作品に対してなにも疑念を抱かない/抱けないという状況である。間違いのないものであり、改善点はないということだ。

それを考えられるようになるためには、まずはクリティカルシンキングを手に入れることだろう。本当にこれでよいのか、もっといい方法があるんじゃないか。

 

 

しかし、それはなにも知らないことにはできない。
ぼくはスケボーのオリンピックをみても、わあすげえ!でおわる。批判的思考はない。知らないからだ。
つまり、知ることが必要だ。どの技がどれくらいの難易度でどれくらいの点数が得られるのか。他の技と比べてどんなメリット・デメリットがあるのか。

クリエイターの視点を得るためには、まずはその創作物に対する知識を得ることだ。どんな技術があって、それの長所・短所はなにか。
そのあとに、その作品を楽しみながら、同時にもっと効果的な方法があるだろう、効率的な方法があるだろう、とクリティカルに楽しむことである。

なにはともあれ、とにかくいっぱい作品と触れながら知識を得ることが早い。同時に本やネットで調べまくることだろう。

 

 

表札でいえば、字体に対する批判はもちろん、漢字とひらがなのバランス、ハネやトメ、文字の間隔など色んな例を見て、実際に書いてみて、より効果的な文字の書き方があるんじゃないかと考えることができるわけだ。


それを繰り返せば、例えば今見ているサイトの構造やデザインの良し悪しも考えられるようになる。

批判的思考っていうのは結構日常から鍛えられる能力だったりするんだろうね。それが分析力ってことだろう