〈1148.良い気づきの日〉
11月18日。
今日は良い気づきの日だった。
覚えるということはとてつもなく重要なことであり、とてつもなく回避すべきことだと実感する。
簡単な話、覚えることでできることが広がる一方で、視野が狭まるということ。そして悪習を覚えると損しかない。
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例えば、毎朝洗濯物をしているとしよう。洗濯機の動かし方を覚えてしまえば、手洗いするような大変で時間のかかることがなくなる。
しかしながら、洗濯物を裏返しのままだという習慣を体で覚えてしまうと、たたむときに毎度ひっくり返さなくてはならないめんどくささがある。
この程度であれば大きな問題にはならない。
しかし「負けることに慣れる」「怠惰であることに慣れる」というのはおそろしいものだ。
"やるときにはやる男"なんていう奴がやれることは、"常に全力の男"に比べたら、やれる量も範囲も必然的に狭くなる。
つまり悪い習慣を覚えてしまうと良いことはないということ。
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そんな悪習を覚えないためには、なによりもしないことだ。当たり前にしないためには、最初の一歩を踏み出さないことである。
洗濯物を裏返しにしたままで良しとはせずに常に表に戻すこと。適当に手を抜くことを覚えないこと。
もちろん、そんな完璧な生活を送るのは疲れるし、多分人間ではないだろう。
とはいえ、最低限に収まるのがいいだろう。
僕が子育てする時にはこれを肝に銘じておこうと強く思う。スポーツをするのであれば負けることには慣れないように、怠惰に慣れないように。勉強であればわからないままで放置しないように、すぐに調べるように。約束事であれば必ず守るように。
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子育てに関するエッセイやら本やらをみてみると、子供はやっぱり親をよくみて育つようだ。親ガチャ・子ガチャという言葉があるけども、それは鏡を見ていることだと覚えておくべきである。親ガチャを訴えるのであれば、自分はそうならないように慣れないように努力しなければならない。子ガチャを訴えるのであれば、それは自分が愚かだということに他ならない。
つまり、悪習を子供に覚えさせるまいとするなら、まずは自分からである。
自分の悪習はそのまま子供に受け継がれると思うべきだ。なるほど、そのためにはまず今から悪習だと気づいたものは改善するべきだということだね。