〈1195.赤ちゃん〉
1月4日。
友人の家にいる赤ちゃんに会いに行った。
まだ生まれて2カ月ということで、首も座っていないし、寝返りもうてない。なんともか弱い存在である。
小さきものはいとおかし。
なんともかわいいではないか。
こんなに小さなものが人間なんだものねえ。
なんとも愛おしいものだ。
。
出産もなかなか苦労したらしい。
それでも、いまじゃあかわいさしかないらしい。確かに愛娘に対する態度はこれまで見たことのない猫なで声であった。
最初はなんやこいつというドン引き感がなかったわけではないけども、確かに2カ月の小さい命を見ていると猫なで声になってしまう。
自分の子供だもんねえ。そりゃあかわいいだろうさ。
もし自分の子供ができたら、、、なんて想像をしてみるけどもまったくできないな。
自分の遺伝情報を持った存在がもう一つできるってのはねえ。
。
母親になると、それは強く感じるところだろう。
日に日に大きくなるおなかで命を感じ、それが大きくなって自分の腕の中にいるとな。
それが自分の体内から出てきて、呼吸して泣いて乳を飲んで。
父親はどうなんだろうな。
もしも、自分の妻であり、母親にある人と生き分かれてしまったら、どのタイミングで父になるのか、境界線を感じることができない。
生まれてきて、自分の腕の中に収まる子供を見て、ようやく父となる自覚を持つのだろうか。
それは自分の身になってみないとわからないよねえ。
。
今は友人の赤ちゃんで、ただかわいいと愛でる存在である。
育て上げる責任を感じるわけもなく、数時間愛でたらおしまいである。
それが自分の子供であれば、ただのかわいいだけじゃあない。
睡眠時間を削ってくるわがままだらけだし、気が付けば勝手に寝るわけで。
最初から最後まで愛することができるかしら。
ちゃんと愛のある父になれたらいいなあ。