ホウチガブログ

~方向性の違いでブログ始めることになりました。~

MENU

〈1199.口コミのこと〉

1月8日。

 

近くの病院で入社準備の健康診断をした。
ただ家から近いという理由でその病院を選んだわけだけど、予約した後になって不安になった。
ネットの評価はぼろぼろで、受付が怠慢だとか、先生の態度がきついだとか。例の感染症関連の患者が多く書き込みをしているらしく、その対応が杜撰らしい。

せっかくの入社前の健康診断を、そんな不満だらけなところで受けるのはなんかやだなあ。
しかし電話で予約しちゃったし、仕方あるまい。
やたら緊張しながら病院に向かった。

 

 

建物についてみると、なんともまあ綺麗じゃないか。
ネットで文句を言われるようなダメダメな病院には見えないな。
ガラス張りの入口からは受付のカウンターが見える。お姉さんが忙しそうにしている。
ちょっと怖い。でもまあ遅刻して怒られたらもっと怖いのでさっさと入りましょう。

受付で予約したことを告げると初診のアンケート用紙を渡され、椅子に座って書き始める。
やっぱり綺麗じゃないか。大きなテレビが壁にかかっている。床も壁もすごくきれい。
でもまあ外見でだまされちゃあいけない。人が悪けりゃだめだ。
ということで、検査と問診をそわそわしながら待つことにした。

 

 

苗字を呼ばれ、処置室というベッドが並んだ部屋に通された。
おばさんが一人待っている。
顔はまあ険しいわけでもなく、普通に真面目そうである。
「じゃあベッドで横になってください。心電図取っちゃいますねえ」
まあ普通だ。
身長も体重も、聴力も予定通り終わる。
X線もむしろ手際よく終わった。
検査慣れしているのだろう、もう一人おっちゃんの検査も同時進行でやっていた。

ここまでなんにも問題ない。むしろ手際が良すぎてびっくりである。
血液検査をしながら、○○に務めるんですねえとにこやかに笑ってくれた。やっぱり良い人じゃないか。

 

 

しかし。最後の関門の院長先生が待っている。
ネットではこの先生がなかなかに恐ろしい存在らしい。
5分か10分か、ぼんやりと昼間の情報番組を見ていると院内放送で名前が呼ばれた。ラスボスの登場である。
背の小さい40代くらいの痩せたおばちゃんである。
目つきからは意志の強さがうかがえる。これはなかなか強そうだ。

健康診断だったからかもしれないけど、特になにもなかった。
確かにしっかりした院長さんであるから、適当な生活で病気を患ったらちゃんとせいと言われそうではあるし、業務上の手続きで怠慢して迷惑をかけたら怒られそうである。
しかしながら、お互いに非のない行動を取れば良い先生だろう。
きっちりズバッとしているような感じである。

 

 

とまあ大きな問題もなく、むしろ良い扱いをしてもらえて大満足な病院であった。
ネットの評価なんて当てにならないね。相当な暇な人か、めちゃめちゃ腹が立った人しか文句を書き込まないからだろうさ。

 

ネットの情報を鵜呑みにすると損するなあと深く感じた次第です。
きちんと自分の目で見ましょう。