ホウチガブログ

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〈1200.子供嫌いについて〉

1月9日。

 

子供が嫌いだという人がいる。
そういう人の主張するところは「いうことを聞かない」というのが多いような気がする。
この「いうことを聞かない」というのは、従順であるという意味と、こちらのいうことを受け止めないという意味の二つがあるだろう。

 

 

前者の従順さについて。
「子供が言うことを聞かない
→従順でない
→自分の期待通りに動かない」
こういう意味だと解釈する。つまり、自分のいうことを聞かない子供が嫌いだということである。
もっと言い方を悪くすれば、自分のわがままを通せない相手が嫌いだということだ。
こういう話でいうと、子供が嫌いな人は自分自身が子供だということである。

 

 

後者のいうことを受け止めてくれないについて。
「子供が言うことを聞かない
→私の存在を認識してくれない
→受け止めてくれない
→コミュニケーションが成立しない」
こういうことだろう。つまり、子供に対して大人と同じコミュニケーションを期待しているから嫌いになる。
子供は自分のことで精一杯であることを忘れてしまうのだろう。悪く言えば、自分のことで精一杯なのは自分のほうだということだろう。

 

 

こどもに対して、大人と同じコミュニケーションを期待してはいけない。
そりゃそうだ。単純にコミュニケーションの経験が少ないわけだし、社会的な関係を結ぶ経験も少ない。
そしたら世界は自分だけで成立しているような認識なるのは仕方ないだろう。
だから子供は学校というコミュニティに属して社会的な関係性の結び方を学んでいくわけだ。

つまり、子供と話すときはその前提をきちんと認識するべきだということである。
ましてや期待通りに動かないことを怒るような前者は、子供に限らずほとんどの人間と話すうえで不愉快に思うだろう。

 

 

なにかを嫌うときや不愉快に思うときは、自分に原因があることを疑ったほうがいいだろう。
大抵の場合、自分が大人になれば解決できる話が多い。
喧嘩は同レベルじゃなければ発生しないという言葉もある。究極的には自分と同レベルでないとすれば不愉快なことはなくなる。

特に子供に対してはそうだろう。
嫌ってばかりじゃもったいないよ。