ホウチガブログ

~方向性の違いでブログ始めることになりました。~

MENU

〈1203.アウトサイダー〉

1月12日。

 

近所にある焼肉屋に行った。
チェーン店ではなく、外から見ると常連さんが楽しんでいそうな昔からあるやつっぽい。
昨日の話でいうと、僕はその店の文化の非習得者であるため、「アウトサイダー」になりやすい店だということだ。
はじめてスタバに行くような。そういう戦々恐々としているような感じで入店することになった。

 

 

しかしながら入ってみるとどうだろう。
確かに老舗のようにちょっと汚れたサインや写真が壁を占めてはいるけども、床や机は小綺麗にされている。
店員さんも20代から30代くらいのホールさんである。厨房の中も見えたが、そこには案の定大将らしい大将がいた。
理想的な個人経営の焼肉屋だった。若くて頼みやすいホールさんと、絶対うまい肉を提供してくれそうな大将。
これはやっぱり良い店だった。来てよかったようだ。

肉はやっぱりうまいし、にんにく無料出だしてくれるし、飯大盛りはきちんと大盛りだったし、食後にフルーツ出してくれるし、ガムもくれた。良いことだらけな店だった。
勝手なネガティブイメージを持っていたのは恥ずかしいもんだね。

 

 

しかし個人経営の店ってなんであんなに入るの怖いんだろうね。
一つは、中の様子が見えにくいことが多いパターンがあるだろう。基本的にガラスで中が見えやすかったりするようなことも少ないし、頼れるのは口コミくらいである。それも個人経営だと偏りがあるし、分母も少ないしで心もとない。
一つは、昨日の話同様、その店特有の文化を無知であることだろう。値段帯もその一つだろうし、行儀・作法・マナー、タイミングなどなど。店主によってその寛容さも違ってくるし、お客さんではあるけども、他人様のもとに行くわけだもの、ちょっと気にしないとあかんよね。
もう一つ、他のお客さん。いわゆる常連さんばかりの店では、会話できないことが居心地の悪さになるだろう。他のお客さんとマスターが楽しげに話しているのに、自分はちびちび飲まなければならない。そういう環境にしている時点で店としてはどうなんだというのもあるけども、店側からしたら固定客である常連さんは大事にするのが定石である。

 

 

ということで、これからもなかなか個人経営の店には入りにくいだろう。
しかし、人生でひとつくらいはマスターと仲良くなって常連客ムーブしてみたいものだ。
となると、勇気をもって最初の一歩を踏み出す必要があるぞ。

まあそれと同時にお金もないとダメだけどね