〈1211.ネタ探し〉

1月20日。

バイト先の友人と飯に行った。
ちょっと前に将来の夢の話を聞かせてもらった奴である。
やっぱり話をしてみると面白いことを考えているけども、それ以上に素直な人間だった。
話して面白いのは素直な人だということかしら。

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せっかくなので、色々聞いてみた。
なんでその夢を抱くのに至ったのかの生い立ちの話を聞き、夢を抱いてからどんなことをしているのか、最終的にはどうしたいか、他にやりたいことなどなど。
ほぼ世間話もなく、そいつの話ばかり聞いた。
尊敬する人がどんな人なのかも聞いたし、夢のためにどんな努力が必要なのかも一緒に考えたりもした。

なにが面白くて他人の夢に土足で入り込むのだろうか。解散直前になるとふと我にかえって恥ずかしくなる。
なにを先輩面して夢のためにどうしたらいいか、なんてカウンセラーみたいなことやってたんだろう。

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前々から人の生い立ちを聞くのは好きだし、夢とか考えていることを聞くのも好きだった。
とはいえ、話す側はなかなか勇気がいるものだし、無礼にも意見しようものなら腹立たしいことこの上ない。
そんな話題を聞かせてくれたのだからありがたい。
世界史・日本史の登場人物の話を聞かせてもらったような気分である。

それを聞いてどうするんでしょうな。
基本的に人の話を喜んで聞くような奴はおせっかい野郎である。
お節介なのはややネガティブな話だが、時には自分の話を発散したいときもあるでな。
今日話をしたやつが、そういう発散の機会にしてくれたのなら救われるんだけども。

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そろそろ自分の話もしたいよねえ。
自分の話をするときは逃避したり後回しにしたことに向き合わないといけないからメンタル的には来るんだけどね。
そういうタイミングも欲しいよねえ。

結局自分の話を誰かに聞いてほしいのよ。
共感したり、後押ししてほしいのよ。
そういうもんかしらね。