ホウチガブログ

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〈1213.ダニエル選手〉

1月22日。

 

ダニエル太郎選手が凄まじい躍進をしている。
全豪の予選は全てストレート(セットを落とさずしっかり勝つ)で圧倒しており、本戦も1回戦・2回戦ともにストレート勝利である。
しかもその2回戦はかつての王者マレーであった。

93年生まれのダニエル選手はまだまだこれから結果が期待できるだろう。
その滑り出しとして、今年は期待していいんじゃないの。

 

 

マレー戦は3セット目を見ていたが、確かに難しい相手だった。
基本的にマレー有利な試合展開だった。先に振り回されるのはダニエル選手であり、体力の消費が激しかったはずだ。
それでも厳しいショットを最後まで拾い続け、マレー選手はより厳しいところに打ち続けざるを得なかった。
そしたら当然リスクを負うわけであり、ミスにつながった。
それを避けて、ちょっと甘く打つと、ダニエル選手はすぐにネットに詰めてしっかり決めた。

サーブゲームでも、ダニエル選手はしっかりファーストサーブの確率を上げており、マレー選手のリターンからの展開を防いだ。
隙のない試合運びを見せたダニエル選手がストレートでの勝利だった。
しかし、ダニエル選手が少しでも忍耐できなくなったら、攻める姿勢を見せなくなったら、まったく逆の展開もあったかもしれない。
いい試合だった。

 

 

しかし、3回戦のイタリアの猛者シナーは強かった。2001年生まれのシナーは、プロ転向してわずか4年くらいだが、すでに世界10位につけている。
プレースタイルはジョコビッチみたいな、なんでもできるオールラウンダーである。
ダニエル戦はちゃんと見れなかったけど、第二セット以外はきっちり決めてきた。
逆に第二セットはミスが大事なところで出ていた印象である。それはひとえにダニエル選手の粘り強さだろう。
それを3セット目からきっちり切り替えてきたシナー選手の強さだろう。

 

 

ダニエル選手の次の大会はわからないけど、グランドスラムで3回戦進出はかなり大きな自信になっただろう。
ツアー優勝が2018年だったし、今年は期待してもいいんじゃないか。
大器晩成型だと言っていたが、どこまで大きな器になってくれるんだろう。
かなり良い人だというダニエル選手。
これを機に色々なところから注目も集まるんじゃないか。
これからの動向に期待せざるを得ないね!