ホウチガブログ

~方向性の違いでブログ始めることになりました。~

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〈1217.バイト先のこと〉

1月26日。

 

派遣のバイトでは、なかなか面白いものが見られる。
例えば、力仕事で生きてきたおじさんがどんなことを思っているのか、それを使う若い社員の態度、派遣を受け入れる側の会社ごとの差異など。

僕自身は3・4の会社の現場を言ったり来たりしている。
だから一つの会社にどっぷりでもないし、一回きりの現場、というわけでもない。
現場ごとの派遣バイト側の違いはそんなにない。お金に厳しい状況であるとか、刹那的な生き方であるとか。共通点が良く目につく。
しかし、受け入れる側の会社は結構色が違っていて色々考える。

 

 

一番の大きな違いは、我々派遣バイトに対する態度。


A社は特に社員との扱いに差異がない。社員が事前に現場の打ち合わせをしているため、バイトは指示を受けて作業をするけども、偉そうでもなければ特別丁寧というわけでもない。
いわゆる仕事をしているなあと思う。

B社は丁寧である。「わかんなかったらなんでも聞いてくださいね」「責任は我々が持つだけなので気にせずにやってください」などなど。文字にすれば至極当然なことばかりだけど、この声かけのあるなしは雰囲気をがらっと変える。A社の現場より、B社の現場のほうが和気あいあいとしている。社員とバイトが仲良くなるため、バイトに入るメンバーが固定化される。

C社は雑である。バイトを人とは見ていない。念のため社員に確認をとっても、そんな確認すんなと小言を言われる。そこで確認せずに作業を進めると細かい文句を言われる。奴隷か何かだと思っているらしい。バイト同士で不満を漏らすし、不穏な空気である。

これは完全に社風が出ているし、教育をしているかどうかだろうと思う。
特に現場仕事だと怪我やミスが怖いところなのだろう。だとしたら、C社は最悪だ。細かい確認を積極的にできなくなる。やる気もなくなり雑になる。


じゃあB社が良いのかというとそういうわけでもないと思う。仲が良すぎるというのは、油断や甘えが見え隠れする。いざというときの瞬発力の高さは一番あるだろうけども。
となると、あくまでビジネスな関係でドライなA社はいいのかもしれない。手助けもあくまで仕事上の関係なのでっていうドライさが故にほどほどの距離感である。ほどほどの緊張感が続く感じである。

とはいえどんな業種であっても悪評は届くものである。
C社がだめ会社だというのは結構いろんな現場でも聞く。
そういう評判が絶対だとは言えないけども、作業する側のモチベーションには深く関わるもの。社員教育はちゃんとしたほうがいいさね。

 

 

これが業種が違ってくればまったく変わってくるだろう。
風通しのよさがモノをいう業種は多いだろう。どれくらい仲のいい現場であるかがミスの少なさになることもある。
となると、派遣は派遣でも力仕事以外の仕事もして色々見てみたい気がする。

力仕事のように、仲が良ければ良い現場とは言い切れないのは他にもあるのだろうか。
そういう業種の会社はどんな社員教育をするのだろうか。
競走を奨励するかもしれない。
でも過激な競走は意欲減退にもつながるし。

地頭の良い人の集団が良いよね。あとは根本的に人の良い集団。
人間だもの、生活しやすいほうがいいに決まってるさね。

C社の現場を終えて、改めて悪評がその業種のイメージを作っているもんだと思わざるを得ない。
ちゃんと人間としてのリスペクトをよこせ!