ホウチガブログ

~方向性の違いでブログ始めることになりました。~

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〈1219.記事を書く〉

1月28日。

 

先日の岡島の「働くって?」の記事、ちらほらええやんという話を聞きます。
裏ではハラミキにもだいちにもインタビューは終わっておりまして、あとは編集を残すのみです。それはまあ時間がかかるので置いといて。

インタビューってなかなか難しいねんな。
本心を引き出せたらそれが一番なんだけど、それってやっぱり壁打ちの壁役であるインタビュアーの実力がもろに出るところだし、良いトスをあげなければ良い返球は難しいわけです。
なにより、良い返球を向こうがしてくれているのに、気づけない自分も居たりするわけです。
コミュニケーションって非常に難しい。

 

 

インタビューをする機会を作って、その時に録音をしてみてほしい。
それを聞いてみると非常に色んな情報を出してくれているし、それに気づいていない自分に気づく。

 

例えば、文字通りに聞き洩らしている情報がある。
「好きな食べ物は?」「名古屋で食べたエビフライ」
というコミュニケーションがあったとしよう。
この時に、インタビューしているときは聞くのに一生懸命だし、同時に次の展開や聞いた情報の整理を同時進行で行わなければならない。
その結果、「エビフライが好物」という情報だけを聞いて「名古屋の」という面白い情報を聞き洩らしてしまうことになる。

 

他に、会話の間である。
相手が話している途中で間をあけたとしよう。その間というのは色々な意味がある。
回答の拒否もあるし、思考中ということもある。記憶を掘り起こしているのかもしれないし、言いたいことを整理しているのかもしれない。
これをインタビュアーは根気強く、勇気をもって待てるかどうか。これも大事なスキルだ。
僕は空白の時間が怖いので、質問をさらにかみ砕いて説明を追加したり、こちらから具体例を提示してみたりと、間を僕が使ってしまっていることが多い。
実にもったいない。

 

これに加えて、表情や身ぶり手ぶりもそうだ。相手の目がどう動いているか、身ぶりを急に大きくしたかどうか、などなど、ノンバーバルな情報はかなり重要だ。相手の空気がどう変化したのかを調査する重要な変化であるもの。
それを自分のメモや思考に時間を当ててしまって、見落としてしまうことも少なくない。

インタビューは相手の全てが情報になるのだ。
だからこそ、脇役の自分のために時間を使ってしまうのはもったいなくて仕方ないわけだ。

 

 

ちょっと理想的なインタビューでいえば、自分はゴーストライターであり、質問者と回答者の会話を第三者で見ているくらいが良いと思う。
録音はもちろん、それぞれの話者がどんな発話をしているか表情をしているのかに集中すればよい。
インタビュアーも記事化する心配がないので、会話として話に集中できる。

インタビュアー兼ライターってどんなことを考えながら話をすればいいのかこんがらがることも多いもの。

 

 

そう考えると、世の中にいる素晴らしいインタビュー記事ライターはどんな能力持ってんねんという話だ。

化け物だぞあんなの。

聖徳太子であればできるかもしれない。

 

考えながら、話しながら、聞きながら。

ぜひコツを教えてください。