ホウチガブログ

~方向性の違いでブログ始めることになりました。~

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〈1222.全豪おわり〉

1月31日。

 

無事全豪オープンが終了した。
地元バーティの初優勝も結構うれしいし、国枝選手の優勝もやっぱりうれしい。
ただ、男子決勝の凄まじさは歴史に残る一戦だったと思う。
ナダルvsメドベージェフ。これは見て良かった。

 

 

完全にメドベージェフの流れだった。
サーブを打てばエース、甘いボールはことごとくハードヒット。準々決勝のオジェ・アリアシム戦での生き延びたメドの強さがやはり発揮された。特にサーブは異常だったと思う。これは絶対欲しいという緊張するポイントではきっちりファーストサーブが入り、しかもエースになるかチャンスボールになるかだった。

 

しかし、それをはねのけたナダルの強さよ。
ワイドに逃がされてもきっちり深く返球し、センターの高速フラットに対しても粘り強く返球し、次のショットまでに体勢を立て直し、一発でカウンターやリカバリーをこなす。
ファイナルセットでのナダルは異常だった。さすがに二人とも疲労が見え、動きが鈍くなり、ミスも増えた。それなのに、メドベージェフのエース級のハードヒットを一発で終わらせることがなかった。必ず一回は返球し、ミスを誘った。
その粘り強さは他の選手にはないし、ありえない。だからこそのナダルの勝利なのだろう。

 

 

ナダルは35歳である。10年前くらいだと、みんな引退しているような年齢である。なのに粘り強さで勝つってなんだよ。
20代ならまだわかる。それとおんなじようなハードワークを35にもなってしているというのは理解できない。
メドは終始機嫌の悪い大会だったと思う。別にそれで勝てるんだからすごいけども、ヒール感は否めない。
そろそろオジェ・アリアシムやシャポバロフ、シナーやコルダ、アルカラスなどの若手の優勝もみたいところ。そういう若手たちがメドに追いつき追い越す姿が見たいです。

 

 

ただ、個人的に期待するのはキリオスである。
シングルスではメドベージェフに負けたけど、まさかのダブルスでの優勝である。復活したコキナキスとともにすばらしい結果である。
これに感化されて、シングルスでも優勝したいとハングリーになってもらえるとより一層盛り上がりそうなんだけども。

 

日本人選手陣もこれからである。西岡選手もチャレンジャー大会で優勝できたし、錦織選手は半年後の復活である。ダニエル選手はAOでいい結果を残した。
どんどん続いてほしいな。


これからのクレーシーズンが楽しみである。
どんなふうに男子テニスは変わっていくのだろうか。