2月9日。
一年前と考えていることが変わってきた。
当時は作りたい作品は小さい子とか学生向きの作品を作りたいと思っていたし、そういう感情のもと、就職活動をしてきた。
そしてその時思い描いていたものも、大半はそういう視点で考えていたものだった。
それが最近思うのは、大人向けの作品を作りたいとか、そっちのほうがつくりたいものがつくれるなぁとか。
しまいには、子供が楽しいと思うものって難しいんじゃないかと思うわけです。
小学生向けの話を作ろうとしても、今だと小学生の気持ちがわからない。
自分が成長しているということなんだろうか。
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しかし。
世の中には小学生向けの作品があるわけだし、それを作っている人がいるということだ。
そういうのを作っている人が小学生なわけないし、当然自分より大人な人たちばかりである。
となると、成長するというより失う、である。そして失うというより忘れる、だろう。
子供の視点を持ち続けたらきっと大人でも理解できるものがあると思う。
そして、子供の視点を持ち続けるためにも、論理的に子供の面白さ、大人の面白さを使い分けていることだろう。
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コロコロコミックの作者はすごいと思う。
ジャンプのように、かっこいいとか憧れるというのは、中高生時代からあんまり変わらないような気がするし、あんまり変わらない大人がターゲットであろう。
しかし、コロコロはやっぱり小学生だろう。そしてカッコいいもあるけれど、同時に面白いがしっかりしていないと長続きしない。
どうやって子供の視点を持ち続けているのだろうか。
ぜひとも聞いてみたいところだ。
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もちろん、子供のままな価値観で大人になった人というのはいるとは思う。
ただ、そういう人もお給料をもらったり、まわりが大人になったりすると、徐々に価値観は変わるものである。
となると、肌感覚で小学生をやっているというのは、ブレやすいと思う。
それより、普段大人だけど、ロジカルに小学生を理解できていると安定して小学生になれるような気がする。もちろん、それは感情由来じゃないから完全に言語化できないし、してしまったらそれはもう大人であるわけだから、完全な小学生ではないだろう。
頭を使って小学生になる、というのはかなーり難しいと思う。
人気作品の共通項を探し続ければなにかわかるのかもしれないが。
それが消費者の分析ということなのかしら。
すごいねぇ。