〈1236.調査力と転職〉
2月14日。
最近は転職の話をよく聞く。
大学の同期、バイト先の契約さんなどなど。
大学のゼミの同期はほぼ全員が転職関係者である。既にしていたり、エージェントに相談したり、休職したり。
バイト先の人も一人二人ではなく、次の仕事を考えている。
そういうのを言いやすくなったのは良いことだろう。時代の変化というのもある。
しかし、それだけ不適所だったということだろうし、人間関係や労働環境に問題があるということだろう。
となると、どれだけ次の仕事が良いものであるかが大事である。
これは完全に情報収集能力がものがいうようだと、いろんな転職希望者をみながら思った。
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大学卒業した人たちの転職行動は、インターネットでの情報集めがはじめである。
知り合いがおすすめしたサイトであったり、口コミサイトを見ながら色々と戦略を練り始める。
そのうえで知り合いに相談したり、エージェントにお願いしたりしながら、準備を進める。
高卒・専門卒の人たちの転職行動は、友人への相談が第一である。
そして、おすすめの職場を聞き、アタックする、なんていう人もいる。まさに縁重視の転職であった。
もちろん人によるのだろうけども、戦略なしでの転職者が周りに多くてびっくりであった。
情報を集めれば良い転職ができるとも限らないし、縁故を大事にすると人間関係も良好な場合が多いのかもしれない。
ただ、比較をしないのはけっこうもったいないと思うぞ。
いわゆるオフィスワーカーに大卒が多いのは、単純に就活の時点で大卒者しか雇用していないパターンが多いというのもあるだろう。
だからネットで調べてもあまり良いサイトがない、ということで縁故での転職をするのかもしれない。
すべてが推測な曖昧な文章であるのは、縁故転職をまったく想定できないからである。
やはり調べて比較して、自分の仕事は決めたいじゃないか。
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大卒が賢い、という話ではない。
単純に大学では確実にパソコンを触らせられるし、検索するときのポイントやコツなんかも4年かけて習得できる。
つまり、情報収集能力は無理やりにでも向上させられているのが大卒である。
簡単だけども、これの敷居が下がっているのは今の世の中だと大きなアドバンテージだろう。
たとえ高卒・専門卒でも、この能力がとても高い人も多くいるし、そういう人が結構出世しているパターンもあるように思う。
情報に対してハングリーな人ほど、良い選択ができるような気がする。
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バイト先の高卒の転職希望者は、いろんな才能に恵まれているし、なにより良い人間である。
しかし、あまりにも情報収集に慣れていないから結局今も低賃金になってしまっている。
Googleやヤフーでも、とにかく検索することを強く勧めたい。
それだけ才能があって20代前半であれば、引く手数多だと思うぞ。
調べてくれ!もっと楽しい生き方が見つかると思うんだ!