ホウチガブログ

~方向性の違いでブログ始めることになりました。~

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〈1253.憧れと〉

3月3日。

 

憧れの話をすることで、気持ちをどうにか紛らわせよう。


中学生の時に初めて買ったCDはファンモンだけど、さして聞かなかった。ファンモン好きな奴はいけてるやつだという認識のもと買っただけだとすぐにわかった。

高校のころにドはまりしたゲーム、というかコンテンツの音楽CDが次に買ったCDだ。
それはいまでも聞いているし、引っ越した東京にももってきていたかな。
大空魔術 ~ Magical Astronomy」である。



上海アリス幻樂団」という音楽サークルが2006年のコミケで発表。音楽サークルといってもZUNさん1人のサークルらしい。
そして同氏が作るゲームが「東方Projectシリーズ」である。

もともとは「Bad Apple‼feat.nomico」から東方が好きになり、原曲の「東方幻想郷」の「Bad Apple‼」でどはまりした。
そしてたぶん文真堂片貝店で「大空魔術」を見かけて買うことにしたんじゃなかったかな。

もちろん音楽が好きだから今でも聞いているし、今でも東方が好きなんだけども。
それより今日話したいのが、このCDの歌詞カードが好きなのだ。



歌詞カードには、普通であればそれぞれの曲の歌詞が書いてある。
しかし、上海アリスのたぶんすべての曲に歌詞なんかない。だってゲームの道中の曲とかをいれてたりするわけだし。
じゃあ何が書かれているのか。

テーマである「宇宙旅行」に関しての小物語である。
秘封俱楽部に属する二人の話である。月面旅行について二人が抱く感情。
それが短いながら、各曲の題名や曲調と共にイメージがわいてくる。
歌詞の代わりに、曲と共に物語がある。これがたまらなくCOOLだと思った。

打ち震えた。それから「旧約酒場」までのコレクションを全て買うことになってしまった。



このCDシリーズの曲で、外れ曲はひとつもないと思う。
どれもCOOLでせつなくてさみしくて元気でわくわくするような。題名と流れる曲だけでも物語がはじまるような。

憧れというのはいうまでもなく、これをやりたいのだ。
自分で曲を作って、それに沿って小さい物語を作って。挿絵なんかもできたらいいかもしれない。

一生の憧れであり、死ぬまでにやりたいことの一つである。



ちょっとダウンだった気持ちというのは、戦争のことである。
今日で一週間が経過した。被害がますます大きくなっている。
そして、有名だった人が戦死したニュースを見ると、「戦死」というのがよりリアルに見えてきてしまって辛くなる。名前とその人の過去を知ってしまうと、命がぐっと重く感じられる。
彼・彼女が命を亡くすほどに、この世界に意味はあるのだろうか。


意味があったことにしなくてはいけないのだ。
過去という事実は変えられないけども、歴史という解釈はいくらでも変えられるのだ。
現在・未来を変えられるのは生者の特権である。

寝て起きて、最初にスマホでニュースを確認するような日々は終わってほしい。