〈1263.愛玩動物〉
3月13日。
犬ってなんであんなにかわいいんだ。
舌を出して、一心にこちらを見つめてきて、尻尾を振って、近づけば飛びかかってくる。
それは、こちらに対する絶対的な愛が目に見える行動として現れているからなんだろう。
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はじめて家に犬がやってきたときは、赤ちゃんだったこともあるけども、おどおどして、人間への信頼も当然ない。
それがすぐに手のひらからご飯を食べてくれるようになって、帰宅するとしっぽをふってくれるようになり、食後だとやたら口のまわりを舐めてくるようになる。嬉しくて仕方ない。
人間とは違って、明らかなウソをつくことはないし、必ず同じように歓迎してくれる。こんな嬉しい対応はない。
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だが、猫には猫の良さがある。
いつもは冷たいような奴が、急に近づいてきて懐いてきたり、かと思えば前みたいに知らない奴みたいな対応をされたり、かと思えば足に擦り寄ってきたり。
猫の良さというのは、ツンデレである。いつもは冷たいのに、急にデレてくる、そのギャップがたまらないのだろう。
僕自身、猫と一緒に生活はしたことがないけども、友達の家にいたやつはそんな感じだった。
似ているようで、全く別の良さがある。
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犬はネコ目イヌ科という分類になるらしい。ネコ目というのは、食肉目というのが正しい言葉らしいが。同じ祖先ということらしい。
そして、オオカミやジャッカルと同じく、イヌ科の動物にキツネがいる。
キツネ村に行った。キツネがいたるところで寝たり歩いてたり、とにかく自由に行動している。
それがもうかわいいのなんの。
猫っぽくもあり、犬っぽくもある。素気ない様子は猫のようであり、クンクンと鳴く様子は犬である。
目の前を歩いたり、時々興味も持って近づいてきて、靴の先の匂いを嗅いだり。とにかくかわいい。
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キツネが懐くとどうなるんだろう。
犬みたいに近づいてきてくれるのだろうか。猫みたいにツンデレだったりするのだろうか。
ネットで調べてみると、一応不可能ではないらしい。でも、日本ではほとんど扱っていないそうな。ロシアから直接輸入しなさいと書いてあったりする。
一番飼いやすいのはフェネックだとか。
なにが彼らの幸せなのか、よくわからない。万が一にでもなにか縁でもあったら、ぜひとも膝の上でヨシヨシしたいものだ。