ホウチガブログ

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〈1268.欲望に焦されないように〉

3月18日。

 

最近、承認欲求がすごい。

しかし承認欲求というのは、他人からの評価によって、自分の存在価値を確認したい、という脆さがある。そんなものに頼るのは非常に危険であり、なにより不安定である。弱い人間だといえる。

 

しかしながら、そういう欲望があるというのは仕方ない。現実として受け止めなければ、解決の仕様がない。

とにかく、こんな欲望を満たすことに走り回らないようにするのがベストである。どうしたものか。

 

 

ネットで調べてみると、ストレングスブラインドネスという言葉が出てきた。自分の強み(ストレングス)が見えていない (ブラインドネス)からこそ、他人の評価に拘泥するというのだ。

自分の強さが自分自身で理解できていれば、他人の評価がどうであろうと自らの足で立つことができるということだ。

 

いやさ、それがわかってたら承認欲求なんかそもそも生まれないわよという話だろう。それがわかる方法を教えてくれよ。

 

無難な方法であれば、就活の時にやる人が増えるような、人に自分の長所を聞いて、それを自分のこれまでを振り返って根拠になるエピソードを探す、みたいなのがあるけども。

それは、理性が働いている時には有効だけど、そんな時に承認欲求は出てこない。

 

例えば、街中でカップルを見かけた時に人肌恋しくなるような、そんな突発性の問題なんだ。そんな理知的な方法で解決できるほど簡単なものじゃない。

 

 

本能的な欲望であれば、別の欲望でぶつけ合うのが一つである。

 

飯を食うのもそうだし、寝ちゃうのもそうだ。ただ、個人的に崇拝しているのは三島由紀夫が実践してたとされる力技である。

人から聞いた話なので、どこまで本当かわからない。聞くところによると、彼は性欲が溢れてきてしまったときに、とにかく全力で走り回ったらしい。

走り回ることで、疲労感と達成感に満たされる。これによって性欲を別の形に昇華して発散させていたらしい。

 

この方法を、承認欲求に襲われたときに取れば、疲労感でそこまで頭が回らなくなると共に、達成感による自己肯定感が得られるぞ。健康的にもなるし、一石二鳥である。これは文豪の方法を採用しない理由がないな!

 

 

といいつつ、短期的な解決方法だと永遠に悩まされることにはなるだろう。

きちんと、自分自身の存在価値をじっくり脳みそに叩き込むのも練習である。ベタだけど、鏡に向かって褒め続けるのはかなり有能ではある。

 

きちんと自分の足で立てるようになると、安定感が凄まじいのね。それが欠如するときには、も一度自分と話をする時間を作ってあげるのがいいでしょう。