〈1271.卓球〉
3月21日。
最近卓球をする機会があった。旅館の温泉上がりに卓球台の情報をみたら、誰しも心揺れるだろう。
そこでやって以来、トイザらスで買った1000円の卓球セットを使って、卓球向けでないテーブルを台にしている。
テーブルテニスとはいうものの、あれは全くの別スポーツだ。難しい。
。
まずラケットが小さい。
テニスに慣れていると、卓球に比べてボールとの距離感が広くなる。それで卓球をすると、ほとんどのボールが遠くなり、そのまま空振りである。
テニスを始めたての人は、大抵がボールの位置予測が一番難しいという話になる。バウンドしてどこに飛んでくるのかを予測するのがなかなか慣れない。それの卓球版である。
そして、空振りするというのは、それくらい自分のスイングが大きいということでもある。
テニスのノリで強くスイングしようとしてテイクバックを大きくすると、タイミングが合わなくなる。それは大きな間違いらしい。プロ選手を見ていても、テイクバックというのは存在しなさそうだ。ライジング、というバウンドしてあがりっぱなを叩くような、そういうコンパクトでスイングスピードの早い打ち方が求められる。
なにより、コートが小さい。テニスのようにスイングをすればたちまちアウトになる。しかも相手のフォアとバックに打ち分けるのも難しい。そればかりに集中してしまうと、サイドアウトしてしまうし、相手のショットに対応できない。
つまり、テニスよりも小規模な分、わずかなバランスの崩壊で簡単に負けてしまうスポーツだということだ。
。
極めようとすれば、テニスに比べて体力をつける必要はないけども、微妙なバランス感覚とその安定だが求められるのだろう。そしてテニス以上に小さな戦略の積み重ねだと感じた。
頭の良さと強い改善意識を持ち続けることではないかと思われる。
あれはなかなか難しいスポーツだ。広い年齢層に楽しまれるのも理解できる。
もう少し勝てるようになりたいね。