ホウチガブログ

~方向性の違いでブログ始めることになりました。~

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〈1297.オズワルド〉

4月16日。

 

僕は目が悪いので日中はコンタクトで、朝夜は眼鏡である。
中学生頃から好きなメーカーがある。JINSである。確か群馬の人が作ったメーカーだからね。
そんなJINSの店先に、芸人が広告を務めているポスターが貼られている。オズワルドさんである。
その広告がすごく好きだ。全然恰好つけていないけど、自然体で清潔感があって、そして二人のなんとも言えない笑顔が良い。ちょっと見てほしい。
すごい良いから。



この連れてきた猫みたいな感じな二人の雰囲気。二人の横の俳優さん方がきりっとしているのに、ふたりの緊張感で不自然になっている顔。
その等身大な感じがすごく好きだ。
伊藤さんの抑えているような笑顔、畠中さんの片方の口角だけあがったような顔。いいねえ。
これが二人ともきりっとしていたら普通の広告で見逃していただろう。この友達が広告になっとるやんみたいな気分になるのが最高である。



例えばFacebookの顔写真とか、自己紹介で使う写真とか。
決め顔にしている方をよく見るけれど、ちょっともったいないような気がする。腕組みするのも悪いとは言わない。そういう人間として見てくれ!ということだろうからそれならそれでいい。新しく社長になったで!ということで舐められたくない、ある程度威厳をもって取り組みたい、というのならいいさ。


まだお互いのことがよくわかっていない間柄で、自分がかっこいいと思う写真を自己紹介でチョイスしているのは、なんとももったいないぞ。
自分がかっこいいと思っているということは、十分見ている他人にも伝わるわけで、それは他人にとってどうでもいい情報として流されるだけだからな。

私は他人の自己紹介にまったくと言っていいほど興味がない。それよりも自分自身の自己紹介のことで頭がいっぱいいっぱいだし、なにより自分に興味がある。自分に興味があることを誰かが話したときにちょっと顔をあげるだけだ。自分に都合のいい情報だけを集めてしまいがちである。


そんな時に、このオズワルドさんみたいな、ちょっと一生懸命な場面での固い笑顔が出てきてみたらどうだ。「なんやこいつ、友達にいそうやんけ。ええやん。」ぜひとも友達になりたい。



とはいえ、人は自分に都合の良い・興味のある情報しか目に入ってこない。
新しく社長になった身であれば、むしろオズワルドさんみたいな写真より、腕組みしてカメラを睨んでいるような写真のほうが興味があるだろう。
つまり、僕にとってはオズワルドさんの笑顔が都合がいい情報だったというだけである。


まとめますと、自己紹介するときは、自分の興味関心だけを前面に押し出すよりも、そのスライドを見ている人間がどんな人なのかを意識して話題を絞ったほうが刺さるんだと思う。
刺さったほうが記憶に残るわけで、自己紹介としては成功である。自分の興味関心を押し出したところで覚えてもらえないんだからね。

この二週間での学びです。