ホウチガブログ

~方向性の違いでブログ始めることになりました。~

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〈1313.遠路はるばる〉

5月2日。


はらみきが九州のほうからわざわざ関東まで来てくれた。
目的だった富士山も曇りの天気であんまり見れず、ただ長距離ドライブをだいちと三人でエンジョイしただけになってしまった。
しかしまあ、遠くから友人が来てくれるというだけでもともかくありがたいことである。



小学・中学・高校・大学・大学院と学校を経験し、今になって考えてみると、親しくしてくれる友人というのは希少なものだ。
地元で生活をしている時間が一番長いけれど、今でも仲が良い地元の友人はごくわずかだ。帰省しても特別連絡をするほど仲が良い奴は地元にはいない。大学は大学で関西だったし。
そうなると、旅先が友人の生活圏内だったときにようやく会えるくらいになる。


結局人間関係は物理的距離に大きく影響されているということだ。



しかしながら。大きく違ってくるのは、連絡手段が豊富になったということだ。
遠出するときに連絡できる、というのはもちろんだが、小中高の友人と連絡がまったく取れていないということではない。ラインを知っているし、FacebookでつながればDMを送ることもできる。
そうすれば、出発地が沖縄と北海道であっても、東京駅の丸の内に集合だと文字を送れば会うことができる。
しかもZOOMという手段を取れば居間から居間に連絡ができる。飲み会だってできる。
こんなに良い時代がない。
旧友という、知っているけれどまったく別の世界で生活している人間を大事にできるのは在り難い。



結局、ハラミキ・だいちと話すことといえば、仕事の話とか、将来の話とか、恋愛の話とか、そういうよくある話でしかない。
でも電話越しで話すよりももその人の温度感が伝わるのはやっぱりいいものだ。
どんなに連絡手段が豊富になっても、直接会うことに勝る交流手段はないと思うなあ。


同じ意味で、有名人と話すといっても、カメラ越しよりも直接握手できるほうがうれしいものだ。
記憶に残るのも、立体的に見えるその人の表情である。


そして、会うときって大抵ご飯があるからね。それもまた良いもんだ。
記憶には残らないかもしれないけれど、最高の盛り上げ役だぜな。
三人でステーキともんじゃ焼きを食べてきた。どれも「うまかった」という漠然とした記憶はある。
そういう幸せな時間を残すことができるのは、やっぱり直接会えるということの重さだろうな。