5月5日。
花束を買いに行った。
これまではちょっと大きいショッピングモールで、すでにできた花束ばかり買っていたけれど。
今日はちょっとそういう気分ではなく、楽しそうな人に頼みたかった。
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駅の近くの、小さいお花屋さん。
たぶん夫婦で経営しているのだろう。40代くらい。
明るい奥様と、もくもくと作業をしている旦那さん。
15年くらいそこで店を構えているらしい。脱サラして始めた、という感じかな。
色々想像してしまうけれど、どれも楽しそうな人生なのは、今イキイキしてらっしゃるからだろう。
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自分が果たしてどうなるのかは全くわからないけれど、こういう生活も良さげだ。
支えてもらいつつ、支えてあげつつ、なにか同じ大事なものを二人であたためるみたいな、そういうパートナーとの生活は憧れるよな。
それがこどもなのかもしれないし、仕事なのかもしれないし、はたまたペットかもしれないし、全く別の、今の僕は想像できないなにかなのかもしれない。
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とてもあたたかいお花屋さんだった。
そんなあたたかいきもちは、だれかにお裾分けしたくなる。
歳を取っても、若い今でも、人がお裾分けしたくなるような、暖かい空気を作れる人になりたいもんだ。