ホウチガブログ

~方向性の違いでブログ始めることになりました。~

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〈1336.給料日〉

5月25日。


ようやく二回目の給料日である。
同居人のおかげで貯金に毎月の1/3くらいを当てている。
それで逆に言えば使える金額が制限されている。とはいえ、学生のころとは違って趣味にお金を回したり、外食が増えたりした。
お金というのはつくづく幸せに過ごすためには必要なものだ。



ただ、現状はお金の使い道が自分の目の前の、刹那的な幸せのためだけに使われている。
貯金は確かにしているが、それも未来の自分のために過ぎない。
悪いとは言わないし、幸せのためにはまず自分が幸せにならなくちゃいけないのだが。
あくまで自分のことしか考えられていないのはなんともさみしいものだ。


例えば、好きな作品のためにお金を費やすとかはいいけれど、それ以上に作者のために「お布施」するとか。
見返りを求めない出資をできるようになりたいなあと強く思うわけです。
それは僕自身が給付型の奨学金に助けられた経験もあるわけで。
人が頑張ることの背中を押せるお金の使い方をしたいわけです。


例えば、今の生活水準を維持したまま、給料だけ倍になったとすると、まさにそう使えるわけです。
それなりに満足な生活を送りながら、もう一人のだれかを幸せにすることができる。



ただ、給料が倍になっても今の生活を送りたいとは思わない。
いまより楽したいからドラム型洗濯機を買うだろうし、家賃あげてアクセスの良いところに住みたい。部屋数も増やしたいし、家具も増やしたい。
そしてたぶん子供ができたら養育費・教育費がどんどん重なっていく。
僕が大学院まで親に出資してもらったように、子供が大学院に行きたいとか、医学部に行きたいとか言っても耐えられるだけの財力も欲しい。


となると、だれかの幸せのために見いだせるお金というのは、かなりハードルがあがっていくんじゃないか。
なにより、明確なモチベがなければなかなかひりだせるものじゃあないのだろう。



たぶん、そういう人が継続的ではなくて、一時的に出資するのがクラウドファンディングなんだろう。
僕はこれまでクラファンにお金を出したことがないのは、自分が心に響く話を聞いたことがないからだろうし、なにより自分のために使うことでほぼすべてが終わってしまうからだ。
現状の収入ではまだ難しいなあ。いったいいくらになったらできるんだろうか。


そもそも、ある程度のリターンを今は求めてしまう。
それは今の生活レベルに満足できてないからだろう。
収集癖があるので、シリーズものの一部を買ってしまうと全てが欲しくなる。好きになった作品にはとことん出資したいと思ってしまう。
そこをしたうえでも耐えうる経済状態だということだ。例えば自由に使えるお金があと毎月10万円あればかなり十分かもしれない。


社会人で給料を毎月10万円、年収を120万円あげるためにはどれくらい昇進する必要があるのだろうか。
ネットで調べると、平均を大幅に超える必要があるようだ。
もちろん会社ごとに違うだろうけど、3年上の先輩の様子などを見ると、まだまだだろうし、10年年上の先輩を見てようやくその水準なのかもしれない。
単純計算で35歳でそのレベルにいられるかどうか。道のりはだいぶ険しい気がするぞ。
しかし、35歳までには子育てを始めているだろうから、自分のために使う金の幅は今より減っているだろう。
つまり、今から下手に生活水準をあげるのはさすがに無計画過ぎるようだ。



そう考えると、いまの会社でずっとサラリーマンとして働くのは厳しいものがあるんじゃないか。
打席になかなか立たせてもらえないので、給料をあげるチャンスもなかなかやってこない。
とはいえ独立してやっていけるほどの実力もないうちにやってしまえば崩壊が待っている。

こう考えると、結構幸せに生きて、人様の幸せにも貢献するというのは鬼畜コースのようだ。
でもいつかはそうありたいなあ。よーく考える時間をつくろう。