ホウチガブログ

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〈1338.直感について〉

5月27日。


直感というのは大抵の場合間違っていない。
その直感を覆い隠そうと色々と別の理由を見つけようとするけれど、それは大抵間違った方向に進んでいくようだ。



この直感を信じてもよいだろうと最初に背中を押してくれたのは、いまではあまりいい思い出がないインターンの上司だ。
当時、業務についてこのやっているとなにか悪いことが起きると思う、と言ってしまった。
その職場というのは極端に理詰めしてくるところだったので、慌てたのを覚えている。感覚的な話は求められていないのだ。だれでも理解できて、対策を練ることができる言語化と論理的な会話を求めている。
しかし、反応は至って真面目な回答だった。「直感というのは、これまでの経験から感じるものなので大きく外れることはないだろう。ぜひその言語化をしてほしい。」


はじめてそういう感覚的なコミュニケーションを受け取ってもらえたので感動したのを覚えている。
しかし、結果的に言語化はできず、上司も僕の独白をすっかり忘れたので、恐れていた事態は発生してしまったのだが。


直感は、その上司が言ったように、ゼロから生まれたものではなく、自分のこれまでの経験から照らし合わせて思うことがある時に発生するものだろう。
ただ、大抵そういう直感は虫の知らせのように、悪いものに対して発生する。
だから、いや勘違いだろうとなかったことにしようと逆理論武装しようとする。これまでやってきたことを見直して、大丈夫だと信じようとする。
だからダメなんだぞ。



ここで、注意しておきたいのは、不安とは違う感覚であることだ。
不安というのは、自信がないということであり、単純に成功体験がないがゆえに発生するものだ。
大丈夫だろうか、というまったく論理的ではないもやもやした雲のようなものであり、対策のしようがない。


それに対して悪い直感というのは、理論的な頭の使い方が起きている。
僕の中では、悪い様子が映像として再生できるものだ。これまでの経験と今の状況を重ねることで具体的に見えることが多い。ちょっとした未来予知のような。
ただ、それはこれまでの努力のベクトルが間違っていたor量が足りていないということを示すことにもなるので、信じたくない。
信じたくないから、なんとなく今のままでいけるだろうと覆い隠してしまう。


だからこそ、直感を信じるのは大事だ。直感を信じて、それを言語化して、論理的に分析する。
それによって、本当に悪い未来は避けることができると信じている。



ただ、直感的にやばそうだと思っても、どうしても貫きたい時もある。
それが難しいところだと思う。
これについては後でまとめる。


とにかく、思ったより直感は大事にするべきだし、恐れずにその直感を分析する習慣を身に着けたほうがいいだろうという反省の話。