ホウチガブログ

~方向性の違いでブログ始めることになりました。~

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〈1361.お国柄〉

6月19日。


トルコ料理を食べた。
ケバブとかいうと巻物のイメージだけど、プレートに肉と野菜と米とか盛り合わせてくれたものが出てきた。ヨーグルトソースのハンバーグもこれまたうまい。ジャンキーで腹を満たしたい時はトルコ料理屋を探すのがよかろう。
しかし、この国ごとの味の雰囲気って不思議である。



例えば最近よく食べるインドカレー屋のカレーはいかにも異国風である。日本のカレーとはスパイスとかなにかが違うのだろう。こってりしていて、すっきりしているような不思議な味である。他の料理もそう。ビリヤニとかモモとかも同じようにスパイスの香りがする。チャーハン・ギョーザとは形は似ていても味が違う。
中華は言わずとも、辛いことが多い。山椒が効いていてぴりっとしていたり、唐辛子でひりひりしたり。どんな料理でも大半はそんな感じである。
アフリカでも、ケニアセネガルで違っていたと思う。


和食だって、醤油とか出汁の味がするのがほとんどだ。
から揚げだって、うどんだって、まったく別物だけど、出汁やら醤油やらは共通したりするだろう。


おそらく農業の人間からしたらこんなの当然だろう。
料理というのはその土地でよく採れるものを使ったものが発展・継承されるだろうから、国柄・土地柄があるわけなので、多かれ少なかれ似たような味になることもあるだろう。



例えば、海外から帰ってきて成田空港に着くと醤油の匂いがするという話もある。冗談であるところが大きいような話であるが、わからんでもないところはある。
ネパールに行ったときにはちょっとスパイシーな匂いがしたし、セネガルは乾いた土っぽい匂いがした気がする。


ここまでは国単位の話だったけど、もっと細かく考えていけば家の匂いに辿り着くのだろう。
これが日本の匂いです、という固定したものはなく、あくまで想像上の何某でしかない。それぞれの家庭の匂いとか個人のにおいとか、そういうミクロの集積物なのか、共通項なのかわからないが、それが日本のにおいだと認識される。それが日本の場合醤油なのだろうか?
でもまあ醤油がない家庭はおそらくないだろうから、大方間違いでもない気がする。
となると、やっぱり国の匂いというのは最も使われる調味料の匂いだということだろうか。



新大久保は不思議な匂いがする。
いろんな国の店が多いので通りごとに違った調味料の匂いもするし、若干のバーやら風俗のおかげで甘ったるいようなフルーティなような香水の匂いがしたりもする。
そんな新大久保だか大久保だかの端っこにあったトルコ料理の店。
ビールがうまかった。飯もうまかった。


小旅行したような気分である。
その国の知識やら映像を見たら、もっと観光気分になるのかもしれない。
新しい楽しみが増えてうれしいね。