ホウチガブログ

~方向性の違いでブログ始めることになりました。~

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〈1368.姉貴〉

6月26日。


姉の誕生日である。
姉はこの先もずっと独身を楽しみ続けるのだろう。仕事もようやく本来やりたかったことに辿り着いたようなので、ぜひとも楽しんでほしい。
私にとって姉は、私と最も似た価値観の持ち主であるので親友であり、同時にライバルでもある。姉が夢をつかもうとする姿を見ると非常にうれしい。その反面、非常に悔しくもある。自分がまだ足踏みしている隙にどんどん進もうとしている。


どうか長生きしてほしい。



これまでの人生でも姉貴は俺の進む道を示してくれている。
高校で地元にするか、電車で1時間の良いところにするか、これでも姉が先に1時間の選択をしてくれた。だから俺が選択するときの迷いがまったくなかった。
大学受験でも、姉がある程度のところに進んだので、そこをひとつのラインとして努力ができた。
大学入学後のキャリアを考えるタイミングでも、姉は「自分がやりたいことをやるべし」といってくれた。


そしていまも姉貴は姉貴がやりたいことをやりながら生計を立てている。
人生における優先順位を示してくれている。それを僕は踏襲するつもりはないが、優先順位を間違いないようにする良い指標でいてくれている。


勝手にだが、僕の夢の先には姉貴が関わってこなければ成しえないことがある。
それを成し遂げるためにも、姉には頑張ってもらわなきゃならないし、俺自身の能力もあげなくちゃならない。



俺が死んでも姉貴が俺の夢を果たしてくれるだろうし、姉が死んだとしても俺が成し遂げることができる。
勝手にそう思い込んでいる。
俺と姉貴の学生の間の生活の仕方は違うように見えて結局似ていたし、大学でもそう。就職でもそう。
同じ遺伝子があって、生活環境が同じだった結果だろうか、世の中で一番理解しあえる存在だと思う。


だからこそ、姉貴に劣っていると触感のように感じることができる。いつまでも姉貴の後ろを歩いていくわけにはいかない。
姉貴と対等になるまで、この絶妙な悔しさはあるのだろう。


だからどうか俺のために長生きしてもらわなきゃ困る。