〈271.ヒゲ考察〉

男諸君の共通の悩みでヒゲがある。

ヒゲについてどう思うか。

これ結構大事な問題で、オシャレとか以上に対人意識も試されている気がする。

オシャレでもじゃもじゃにしている人もいれば、ビジネスでは当然のごとくヒゲなんてもんは剃ることになっている。清潔感とか言われるけど、別にもじゃもじゃでも清潔そうな人は清潔だけどね。

じゃあなんでビジネスだとヒゲは悪役になるの？

僕なりの答えは高校の日本史の資料集に載っていた。大隈重信だったと思う。当時、政治家は揃ってヒゲを蓄えていた一方、彼は死ぬまでヒゲを伸ばすことはなかったそうな。

その理由っちゅうのは、ヒゲは権力の象徴だったので、嫌いだったそう。曖昧な記憶だけど、確かそういう反権力的な考え方で、市民に寄り添おうとしたんじゃないっけな。

オシャレというのものには、なにか背景に色々なお話があって、その象徴として服とか化粧とか装飾品とかがよくあるそうだ。

私はどうもそういう細かいところはよくわからない。当人が満足してりゃあそれでいいじゃないというのが私のイデオロギーなので。

とはいえ、他人様に迷惑をかけるのは流石に勘弁してほしいところだ。でも、服装とかで迷惑をかけるようなことはないような。まあ、場をわきまえて選びなさいということなんだろう。

結局、私という人間のヒゲは基本的にない。父親がめんどくさがってジョリジョリさせていたのがなんとなく嫌だったので、なるべく剃るようにしている。でも次の日、誰にも会わないことがわかっていると伸ばしてみたりする。

ヒゲが伸びたらどんなイケメンになるのか試したくてね。