10月7日。
なんかもう少しな話。
人生が変わる瞬間って、本当に歯車が回り出すような、それでいてまだギシギシいってるような時間がちょっと前にあると思う。
。
ホウチガで何度か書いた気がするけど、また書いちゃう。
大学の時に初のアフリカに行く前は、ひたすらに「アフリカ行ってみたい」と言いふらしていた。
それを聞いたそれほど仲良くもない同級生が、たまたまアフリカ人の先生とつなげてくれた。
いろんなところで種を蒔いていたのが、たまたまツテのある同級生に伝わり、たまたま先生につなげてくれた。
そして僕はアフリカ研究で大学院に行ってしまった。
同級生が「アフリカ人の先生いるし、今度会ってみるか」と言われたときのことは今でも覚えている。
なんか、なにかがはじまりそう、みたいな感覚。
。
半年くらい前から「シナリオ講座」に通っている。
やっぱりなにか書いていたいし、やっぱりお話が書きたい。
半年間勉強しているとざっくり見えてくるものもあるけど、壁が出てきている。
「新規性(オリジナリティ)」。
世の中でまったく新しいものはないにせよ、普通だと考え及ばないものをひねり出すのが醍醐味だと思う。
それがここでいう「新規性」ということにするけども、それが限界を迎えている感覚がある。
課題に大して話を考えるけど、どこか平凡というか、想像できる流れというか。
それを脱却してみたいけど、わかんない。
。
9月末から「コピーライター講座」を並行して受講し始めた。
糸井重里さんへの憧れがやっぱり消えなかったので…。
かっこよくてクリティカルな表現ができれば良いコピーかと思っていたけど、
そうじゃなくて大事なのは「新しさ」っぽいようだ。
よくわかんねえなあとか思っていたら、
「ほぼ日」の糸井さんのコラムで「雑草プランター」っていう思いもつかないアイディアが書かれていた。
面白くて優しい。
目指したい思考力ってこういうことのような気がする。
。
まだなんかスッキリはできていない。
気晴らしに「侍タイムトリッパ―」を見た。
江戸幕末期の侍が、時代劇の撮影現場に来てしまったら…。なコメディ映画。
終始面白くって笑ってたはずなんだけど、最後はハンカチで目を拭っていた。
時代劇とか歴史に対してめちゃめちゃ本気に向き合ってる人が撮影したんだろうと思う。
だからこそ、コメディの中に落とし込む新しいアプローチを考え付いたんだろうな。
ホントに良かった。
。
シナリオの平凡さを脱却するための新規性。
その新規性を生み出すための、僕の中にはまだない「価値観」「方向性」、
これを見つけ出せれば歯車が動き出すような気がする。
なにかが始まりそうで、それでいてまだ芽は出てこないような。
これって「ホウチガ」はじめた時のような気がする。
そういう訳で、一年ぶりの更新です。
毎日更新はできないと思うけど、週一とか月一とか再開していこうかなと思います。