〈1419.ガッツ〉
9月23日。
ただの夢の報告。
外国に来ている。アメリカか中国か、はたまたアフリカのどこかか。
22時過ぎの街を歩くのは危ないとわかっててもフラフラと歩いていた。
ただ危険な街というわけではなく、あちこちでパフォーマンスをやっている。スケボーとダンスを組み合わせていたり。
このままだと帰れなくなるなぁと思って、急いで最後のバスに乗り込んだ。
たぶん修学旅行かなにかのバスだった。みんな中学生くらい。でも僕も中学生くらいだったみたいで違和感なかった。
修学旅行というよりなにかの合宿だった。
めちゃめちゃすごい人たちの集まりだった。勉強がやたらできるとか、運動がやたらできるとか。そういう総合施設で出歩くたびにとんでもない世界を見せつけられた。
どこかのタイミングでそれぞれのステータスが可視化されるとかいうことがあった。
優秀なやつは赤で表示されるところ、僕は白だった。才能があるよみたいなこと書かれていた気がするけど、白が少数派でやたら悔しく思っていた。
しばらく歩き回ったのち、日本に帰る飛行機がそろそろらしいということに気がついた。
最後にテニスコート横を歩き、1番良くしてくれたやつが近くにいた。優秀だから日本語がわかるので話をした。
俺もみんなに追いつけるようにがんばる!じゃあね。
。
そうして26歳の会社員の15時の目覚めがきた。
爽やかな悔しさをこんな感じで味わうとは思わなかった。高校最初の定期テストの結果みたいな気持ち。
さて今日は残り数時間。どうやって彼彼女たちに追いつこうか。