ホウチガブログ

~方向性の違いでブログ始めることになりました。~

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〈861.アスカ〉

2月5日。

 

友達の家に行って鍋をご馳走になった。あすか鍋っていうらしい。奈良の飛鳥村かな、牛乳と味噌でできた鍋だった。これがバカうまいんだ。勝手なイメージ、牛乳は好きだけど基本的に和のものとの相性が良くないような気がしてたので味噌は禁忌だと思ってた。

知らないってもったいないね。

 

 

この経験は一つ大きな扉を開いた気がする。たしかに僕は牛乳が好きで、色々料理にぶち込んでは失敗する日々だった。しかし、味噌っていうのは見た目からして牛乳とは合わないだろうと考えて試しもしなかった。お互い味がはっきりしてるから喧嘩するだろうと。

しかし、熱した牛乳のまろやかさと味噌の香ばしさが見事なもんだ。これは想像できなかった。

人間の想像はこれまでの生活の中での経験から生まれるだけであって、経験してないことは想像ができない。といっても、読むとか聞くとかも一種の経験であるのでフィクションが出来上がるわけだけども。

さらに一度ネガティブ判定が出てしまうとそれを覆すのは逆の場合と違ってかなり難しい。生命の維持のためにも自分にとってネガティブな情報は変換するのに慎重になるだろうさ。火は危険だけども、もし指の第二関節だけ熱するのは体にいいとかいう話が出てきてもだれも聞かないでしょう。

 

 

その前提を知ることだ。リスクマネジメントをすると判断が鈍くなる。保守へ保守へとどんどん小さくまとまってしまう。その結果、あすか鍋に僕はたどりつけなかった。

仕方ないとは思うのよ。でも知らないことは知ることで乗り越えられる。知る前段階には食わず嫌いの場合とガチ無知がある。食わず嫌いであれば、人に聞くネットで調べるで頑張って一度トライする。ガチ無知であればどうしようもない、アンテナを張るところから始まるしかあるまい。

 

牛乳×味噌について、僕は食わず嫌いであり、料理に関してガチ無知だった。この経験によって食わず嫌いはあかんという学習をしたし、料理にちょっと興味が出てきた。だってまずいと思ってたのがうまかったんだもの、世の中はもっとうまいもので溢れてるはず。これからそこらへんのアンテナを張ってみよう。

アンテナを張る感覚ってなんなんだろうね。面白いね。

 

 

とはいえ料理しても食ってくれる人がいないのでやりがいがないところではあるけどな!