昨日の記事を書いたときはまだ元気だった。書き終わってベッドに転がり込んだとき。胃に痛みを感じた。ああ、いつものあいつだ。腹痛さんがいらっしゃった。
原因はわからないけど、おそらく消化不良だろう。いいもの食べ過ぎてしまった。夜中にゲロピィで起こされるのはもちろん、背中を丸めないと何もできない。結局午前中は部屋で丸まりながら寝ることになってしまった。写真を撮る暇もなく。
昼過ぎ。とりあえずゲロピィも落ち着いてくれたので、カトマンズに戻ることに。バスで6時間は耐えきれる自信がない。飛行機を頼ることに。
2時15分。離陸予定時間。待合室のベンチに座っている。放送が入らない。
2時45分。さすがになにか放送があるだろう。しかし、まわりのお客さんは何食わぬ顔で寝たり、水を飲んだりしている。
3時10分。ようやく荷物検査。そろそろ1時間経ってしまうのですが。こうなればこっちに合わせてゆっくりしよう。
3時20分。なにかまわりがバタバタしている。なにかチケットを確認しろとスタッフが声を張り上げている。なんだろう。スタッフにチケットを見せると、めっちゃ急いで飛行機に連れていかれた。最後の迷惑な客になってしまった。
席について、30秒も経たないうちに動き出した。キャビンアテンダントさんもなんかイライラしてる。滑走路へのカーブの時点でスピードを上げ始めた。色々焦っていらっしゃるなあ。さっきの1時間遅れの時のスロータイムはなんだったんだろう。
30分程度でカトマンズに到着。気流がすごかったみたいで、今度は飛行機に弄ばれた。隣のおばさんは泣いてしまっていた。カトマンズは若干の雨。今日はゆっくりしましょう。
部屋に着いて、おかゆとお味噌汁をいただいた。腹痛でなにも食べられなかった体には、優しい温かさであった。涙である。
気がつけば22時になってしまった。眠りについたおかげで腹痛からも逃れられた。優しいチャーハンをいただいて、腹痛の激しさも和らいだ。雷光が走っていた天気も、日を越したころにはしとしとと優しく降っている。
海外に出ると大抵体調を崩すが、ほとんどが胃腸が弱る。生まれつき弱いのは仕方ないが、どうにかならないだろうか。一人で解決できない体である。うーむ。なんとも情けない。そして看病してくれる人、なんともありがたい。
最終日のネパールはインドアで丸まって終わった。優しさをこれほどまで感じたことはないのかもしれない。なにか恩返しをしたいものです。
それにしてもネパールさん、もう少し時間を気にしてもいいんじゃないかしら〜。それだけでもちょっと幸せになれると思うんだけどな。
無駄な腹痛で時間をポイした私には言えないことかも。