人生で初めてプロサッカーの試合を見た。J2のチームであった。天気も良かったし、なにより応援することになったチームが勝ってくれて、久しぶりに晴れた気持ちである。いやぁ。スポーツっていいね。
そもそも昨日まで行くつもりもなかったし、選択肢になかったのだが、先輩がチケットを余らしているからどうだ、と連絡があったので行くことになった。サッカーというと、小学校の頃、足の遅いやつはとりあえずキーパーにさせられる文化があったせいで、たいしてボールは友達とは思ってなかった。むしろ痛いし怖いしあんまし好きではなかった。
大学4年の時、親友の家にしょっちゅう遊びに行っていた。そのころワールドカップが盛り上がっていて、その親友も元サッカー部ということでいっしょに応援していた。そのお陰でルールがわかる。
いわゆる"にわか"というやつだ。
そんなにわかが、ひさしぶりにサッカーの試合を見ることになると若干盛り上がらない気持ちもあった。寝坊したし、シャワー浴びないと出し、ドタキャンしてやろうか迷ったくらいだ。
ところが大会会場に来てみるとどうだろう。隣のおっちゃんのうんちくを情報源に選手一人一人の応援をしているじゃあないか!ゴールが決まればコブシを突き上げ、会場と一緒に声を出してしまう!
これを大会側からしたら、いかににわかをヘビーユーザーへと変化させるかが大事なんだろうな。もちろん、ヘビーユーザーを手放さないのも大事なんだろうけど。これもまた分析してみるとおもしろそうだ。
最近はラグビーとかアメフトとかも気になるところである。サッカーと枝分かれしたスポーツらしいし、団体競技への憧れもある。多種スポーツのにわかになると暇がなくて楽しそうである。次は何の試合を見ようか。やっぱり生がいいよね。