0時21分。
ようやくやることが終わって院生室を出ようと思う。
"ようやく"という言葉には、もっと早く帰りたかった、という意味が内在している。
なぜ早く帰りたいのか。早く寝たいからか?
いや睡眠不足に問題はないはずだ。
たぶんこうだ。
"まわりが帰って、寝なければいけない時間になったのに残っている私は不幸者"
こういう認識が僕の中であるのだろう。
社会慣行として、会社とか学校が始まる7時とか8時とかには起きて、24時前後には寝る、というのがあると考えており、それに則って行動しないと"だめ"なのだ。そう考えている。
だが、現に私は十分寝ている。そして夜行性なのだ。私が寝ることに起きて活動を始める人が多い。それだけのことだ。
確かに理論として夜型はダメだとか言えるのかもしれないが、残念ながら私の心には響かない。その結果の"夜更かし"である。
ただ、僕は夜更かしが常であり、むしろ朝早く起きるのがむしろ悪だと考えるようになっている。正当化するつもりは一切ないが、同時に不当化しないよう考えようと思う。
0時32分。
とりあえずお腹が空いたので院生室を出ようと思う。
こうすれば気が楽になる気がするような気がする。
私は意図して立派な社会で生きる人より2-3時間遅れて時間が進んでいるだけだ。比較しなくていいじゃない。「いまここ」の存在だけが世界には存在している、とか構造主義的に考えるとそうなんでしょ?よくわからんけども。