〈288.ないす とぅー みー ちゅー〉
不思議な出会いというのはおもしろいものだ。
普段だったら行かないところ、行かない時間、天気、体調などなど。
様々な条件がたまたま当てはまって、たまたまそこにいた人と、たまたま話すことになったとき。しかも、その人と私の波長が合った時、ポジティブで不思議な可能になる。
うーむ。なんとも天文学的な数字なのだろう。
かつて一人旅を人生で初めてしたとき。ゲストハウスに一人でとまっていると、大学院生3人の人と話すことになった。特にこれといった学びとか仲の良さになったわけではないけども、いまでも楽しい気分になれる不思議な出会いだった。
そして今日も不思議な出会いがあった。たまたま旅先のさびれた観光センターに入ると、若い客は珍しいのか、おじさんが楽しそうに話し始めた。聞けば、退職後の悠々自適な生活の中で、日本神道に関する研究で色々発見をしている強者らしいじゃないか。ネットとかで時々話題になったりする都市伝説になるような話のちゃんとした根拠を次々と、自分の目で探した話をよーく聞かせてくれる。
こういう出会いというのは年に一度あるかないかだろうし。場合によっては何年かに一回だろう。そうして、出会った人ともまた会うことはおそらくない。
まさに一期一会なのだ。
たぶん人生の多くの部分はそうなんじゃないの?会えたらきっと楽しく話はできるし、タイミングが合えばきっと親友にもなったかもしれない。
ただ、そのチャンスがなかった。それだけだ。
だからこそ、ちょっと仲良くなれた、とか、今まさに親友だとか。連絡が取れる旧友は大事にしなきゃいけないんだろう。仲良くすればきっと自分の世界が広がるんだから。これは昨日言ったことだったな。
不思議で楽しい一日だった。
こういう日があると明日もきっと楽しくなるんだろうと元気になれるね。