5月28日。
最近お腹周りが気になっているのでランニングを再開し、筋トレもやるようにしている。
自分のことが気になると、周りの人のそれについても気になってくる。自分の筋肉が気になると周りの人の筋肉のつき方に興味が湧いてくる。
それにつながりだと思われる、歩き方にその人の心の状況が出るかもしれないが、筋肉のつき方もよく表れていると思う。人の歩き方を見るのがとても好きなのだ。
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昔からちょっと憧れる歩き方をする人がいる。単純にその人の生活とか行動とかも好きだからというのもあるかもしれない。
いわゆる「のっしのっし」と歩くタイプだ。一歩に重みがあって、比較的ゆっくりで大きい。どちらかと言われるとガニ股に近いかもしれない。あの歩き方が好きなのだ。
なぜかと問われると分からないけど、単純に憧れていた人の歩き方がそれだったからかもしれない。自信たっぷりで対人でも強い人だった。
そして筋肉だった。人かゴリラかと問われればゴリラ寄りの人だった。単純に筋肉の重みでそういう歩き方になっているのかもしれないわね。のしのし歩きにしたいと小さい頃から思っていた。
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しかし現実のところ、無意識の歩くフォームがガラスに映って確認させられるとなんやねんと思うことがよくある。
のしのし歩きの反対の、さくさく歩きだと思う。ちょこちょこ歩きとまではいかないが、歩幅は小さくどちらかというと早く次の一歩が出る。
自信たっぷりには見えない一般的な歩き方だろう。別にそれが嫌だというわけではないが、理想的な歩き方ではない。
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しかしそれでも気にして矯正した結果だと思う。昔は仲良かった奴がそういう歩き方をしていたことからちょっと問題のある歩き方をしていた。
ゆさゆさ歩きである。
ややガニ股で、かといってゆっくりとしているわけでもなくスピード感はさくさく歩きと同じ。ゆさゆさ歩きの最大の特徴といえば、「歩くリズムに合わせて上半身を左右に揺らす」これに尽きる。
右足を出す時に右肩の方に揺れ、左足を出せば左肩に揺れる。リズムに乗っていれば楽しそうだけど、音もなくこの歩き方をしていると単純に運動神経が悪そうに見えるのだ。
仲良かった奴が何を思ってその歩き方をしていたのかわからない。楽しかったからかもしれないし、本物の運動音痴だったのかもしれない。真実は永遠にわからないが、少なくともカッコ良くはない。小さい子がやってる分には楽しそうで可愛いかもしれないが。
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僕は今でものしのし歩きに憧れている。しかし身長が止まって170cmに届かない僕がのしのししたところで、ちっちゃいおっさんみたいになってしまうと最近気付かされた。
つまりそれぞれの体型に適したかっこよさがあるということだ。ファッションと同じだ。歩き方もそういうことだ。
筋肉をつけた時にはまた今とは別の歩き方になっているのかもしれない。それはその時として楽しみにするしかあるまい。