ホウチガブログ

~方向性の違いでブログ始めることになりました。~

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〈389.刹那の関係〉

10月22日。

 

なんか不思議な空間で勉強させていただいているようだ。

セネガルに来てから言語的な課題がめちゃめちゃでかいので、フランス語教室に通っているわけだ。そこはバックにフランス政府とか省庁が関わってるようなちゃんとしたところ。日本にもあるやつ。ちょいと値段は張ったけども、それ相応の環境だと思ってあるのです。

 

その環境というのが不思議でして。僕のクラスは10人くらいの少人数。

そのメンバーというが不思議で、インド、ドイツ、ロシア、モロッコリビア、中国、ブラジル、アイスランド。それぞれ1人ずつで日本人が僕ともう1人。おんなじ人間なのにそれぞれの母国語は違っていて、それでも英語でコミュニケーションが取れて、そして拙くみんなでフランス語を話す。

 

そして、そのそれぞれが違う職業を持っていて、コックやらコンピューター技術者やらスポーツインストラクターやら専業主婦やら。日本人2人が同じ国籍同じ学生というだけで、他は全員バラバラ。

 

一件なにひとつ共通点がなさそうに見えても、フランス語を学ぶという共通点を作ってみたらみんな仲良くなるわけで。送り迎えを一緒にしてやろうとか、飯今度いこうやとか。賑やかなわけです。

 

日本にいたら出来なかった縁だし、フランス語教室に通おうと思わなければゼロに等しいお互いの存在。

日本人で新しく仲良くなるのはまだ可能性があるだろうと思ってしまうけど、外国の人となるとその可能性は天文学的な数字になる。それが交わっている。一つの教室で、複数人が。

 

そりゃあお互いの目的はフランス語の獲得であり、短い1ヶ月の期間が終わったらまた散り散りになる。レストランで働くやつ、家でのんびりしながら献立を考えるやつ、新しい練習メニューを考えるやつ、そして研究するやつ。おそらくほぼ全員が二度と会うことはないだろう。

 

その刹那な関係性がすごく不思議で、すごく素敵で、すごく楽しい。

 

落ち着いて考えれば日本での出会いってのもそれに溢れてたんだなあ。海外だからより一層それを考えるけども。

 

 

そういや高校の文化祭を一緒にやったあいつらはどうしてるだろう。体育祭を盛り上げたあいつは元気してるだろうか。

二度と会うことはないかもしれない。

もしかすると会えるかもしれない。

 

わからないけどすごく尊いんだと思います。

〈388.渡航時必要物事順位〉

10月21日。

 

こんだけ海外に長期で滞在するのは初でして、メンタルがもつのかが一番不安でござんした。ところがぎっちょん、それほどホームシックにはならないし、喉から手が出るほど帰りたいとかそういうのもないわけです。

 

といいつつも、完全にセネガルに住めやと言われたら断固拒否するのも正直なところ。日本に無料で瞬間移動できたらいいのにな。そしたら一回帰って…。と考えた時に持ってきたいもの、レスなものをまとめておこうかしら。

海外渡航を控えている友人もいるみたいだし。

 

10位 めんぼう

みみかゆいとき爆発しそうになる。した。

 

9位 ポカリとかの粉飲み物

水飽きる。コーラスプライト飽きる。いろんな味があるとうれしいぞ。

 

8位 単語帳

寝る前の勉強やで。二個持ってきたけどすぐに終わっちまうよ。

 

7位 動画ダウンロード

wifi弱いぜ。

もちろん合法のやつをだ。

 

6位 シーブリーズ的な良いやつ

いい匂いになりたい。体もすぐペタペタしてくるし。汗っかきだからとかじゃなくて。な。

 

5位 お土産たくさん

手ぶらでホームステイすると申し訳ねえぞ。余分に持ってきて備蓄しとけ!いざとなったら食え!

 

4位 好きな匂いのなにかしら

匂いは癒し。洗剤でも、アロマ?的なやつでも。

 

3位 むしろ服を置いてきたい

いらね。3着で十分だ。タオルは2枚。パンツは3枚。いざとなったら現地調達しちゃいなよ。1ヶ月半で使った服3着、パンツ2枚、タオル2枚、短パン2枚、長ズボン1枚。覚えとけ。

 

2位 会話できる語彙力を持つ脳みそ

欲しいね。メンタルが楽になるぜ。美味しい飯にありつけるぜ。勉強しろ。

 

1位 金

結局金だぜ。豪遊できたらメンタル楽だぜ。残りいくらを考えて生活するのはしんどいぞ。資本主義ってのはつらいな。

 

 

物としてはこんなとこかしら。

日本帰ったらしたいこともまとめておきましょ。

 

10位 ドリンクバー

サイゼでいろんな味を楽しみたいんじゃ。水は飽きる。

 

9位 カラオケ

歌いたい。心を込めて。

 

8位 野菜

思ったより食えない。煮物とかおひたしとか食べてぇ。

 

7位 ランニング

日本は走りやすいんじゃ。こっちは臭いのと状態とで走る気にならないぞ。

 

6位 ゲームとか映画とか。

半日くらい涼しくて気持ちい部屋でRPGがしたいぞ。リアルじゃない世界にどっぷりしたい。気持ちがよかろうて。

 

5位 Kindle

とたんに勉強欲も湧くけどできねぇぞ。本は重くて限られる。そんなときにKindleをどうぞ。買いたい。切実に。

 

4位 マイベッドダイブ

やっぱ自分の所有物っていう安心感が欲しい。そして永遠に眠りにつくのです。お腹空いたら起きる程度に。

 

3位 地元帰り

ホームシックじゃなくても時々地元のあいつどうしてんだろうって思うのよ。こっちのコミュニティ見てると。

 

2位 牛乳をおいしく。

美味しい牛乳にありつけないのは仕方ない。これすごいストレス。酒とかより全然牛乳。粉ミルクでがまんするけども、帰国してまず牛乳を買います。

 

1位 仲良くしてくれる人と飲み屋に

それでもお酒は飲みたいものよ。ホウチガの奴とか地元のやつとか大学のやつとか仲良くしてくれてる人と。酔いつぶれて迷惑かけても許してくれる人に迷惑をかける。ぼくは。

 

 

結局自分のコミュニティに戻りたいんだろうなと思うんだ。そんなに切実ではないけど、帰って問題ないならそうしたい。

 

異国は楽だが疲れちゃう。

やっとこさ、自分のブログ完成したお

 

独自のブログを作ってました。しばらくの間。

映画の記事だけを書いた自分だけのブログ作りたかったんだよね

 

時間かなりかかりました。というか、そこまでの気持ちに持っていくまでが大変だった。外見整えないと自分のモチベーションが上がらないんだよな。

 

これからは、ホウチガもやりながら独自ブログの方も進めていきたいと思います。

 

ちなみに名前は、mojiblog

もじ村から派生してできた自分のサイト

 

いくつか記事を書いた後に、ホウチガブログにurl載せようと思います。

 

乞うご期待。

〈387.ハッサン〉

10月20日

 

さすがに1ヶ月半を過ぎると目新しいこともなくなる。もちろん、何年何十年も生活している人に比べたら知らないことばかりだし、ちょっとした発見も多いだろうけど、それでも落ち着いてくる。いちいち最初みたいに驚いてたらしんどいからねえ。だからセネガルらしいことは特にない。

 

むしろこっちの午前中とそちらの夕方とで同じテンションだったんじゃないかしら。ワールドカップがあったわけだ。今日一日テンション上がらんなあと思ったらそこにあったのかもしれない。

 

感情移入しがちなので、試合後の選手の涙をみたらこっちまで泣きたくなってくる。日本代表のプレーに本当に感動した。にわかファンの1人として楽しかった。4年後まで待てる気がしないので、日本のラグビーについて勉強してみようと思った。

 

というのも今落ち着いて時間が経って、友人と話をして見つけた感情で、昼は何もわからず漠然ともやもやしてた。

友人と一時間超べらべらとだらだらと話してみる。

 

遠くにあったピースがハマって線としてつながってくる。そのことを言葉にできず、とりあえず発散する。

 

この発散という時間が僕にはとんでもなく必要だと思い知った。落ち着いて考えれば誰でもすぐに見つかるピースでも僕は遠くに置いてしまっている、または視野がとても狭いらしい。

そのおかげのいろいろなメリットもあるとは思うんだけどもね。

 

この発散という行為は結構飛ばしがちにしてしまう。時間がないのもそうだし、気付いていると思い込んで整理させたくなるのが普通なんじゃないかしら。いちいち考えてることを出すのはしんどいからねぇ。

 

ちょっと前に売れたメモの本とかも発散についてどう書き残すかっていうメンタリティな話だし。結構見落とされがちだけど、大事なんじゃないかしら。

 

僕は好きです。ハッサン。

〈386.適当な話〉

10月19日。

 

セネガルだと時々スマホが電波を取らなくなる。さっきまで普通に4Gだったのに突然圏外だったり。昨日の夜はそれでした。

wifiのありがたみよね。

 

それだけじゃなくて、なんでそこそうなんねん!みたいなのは多くある。

例えばこの前の博物館。遠くからみたら綺麗な写真とか説明ポスター。目の前に立って見てみるとめちゃくちゃ粗い写真。

展示物のケースにクッションとして敷き詰められた砂。ケースの端っこからもれてますやん。

 

 

ケチつけようとしたら無限に付けられる。でもそれは本当に必要なのか。

粗い写真。見栄えは悪くなるけども博物館としての展示としては十分仕事をしている。もちろん、同じことを大英博物館がやったらバッシングされるだろう。世界一の博物館にはならないけども、情報としては十分だ。

もれてる砂。これも上と同じ、見栄えだけは悪くなるだけ。他に特に問題はない。

 

これをどう思うかがなにかキーになる気がする。確かに見栄えが悪くなるっていうのは、ストーリーがいいけど絵が下手な漫画みたいなものかもしれない。そこをプロとしては良くないと思う。改善しなくちゃいけない。

でも楽しみとしては成り立つものではある気がする。それだったら小説にしなさいとかあるけども。

 

 

ここまでだとなんにも擁護になってないのはわかるぜ!博物館としてはダメだよ。学園祭かよみたいな気分にはなるさ!

 

でもいっこ考えたいんだけど、その適当さがメンタル的な余裕が生まれてる気がする。

そこ気を配れよ!ってポイントは人によって違うし、それをいちいち気にしてたら創作物がその人のものじゃなくなってしまうよ。

そこには目的が違うのはあると思う。漫画はある意味漫画家というクリエイターの創作物を我々が楽しませてもらうものであり、博物館は我々の興味を向かせることに目的があるような。

 

んー。

わからん。でも、適当なのは悪いけど指差して言うほど悪くないんじゃないかと思うわけです。

4G通じないのは良くないけども、どっかで楽をできてる人もいるんじゃろう。そう思ってやり過ごすことにする。

 

適当なのはトップに立つには無くさないといけないけども、二流三流で楽しみたいなら十分だろう。

トップに立つにしても、まわりの意見すべて聞いてるわけにもいかないだろう。

 

結局バランスだなって言う話。

今回はラグビー見たいので適当になった。

映画『Yesterday』見たよ

 

昨日は、すべてのトラブルが遠くに見えたのに

(yestrerday歌詞より抜粋)


Yesterday (With Spoken Word Intro / Live From Studio 50, New York City / 1965)

 

 

昨日は、土砂降りの雨が降っていたのに

徒歩で映画館までいくもんじゃねえなと思いながら

 

夜は18時30分を回るころに、

 

これまた雨の中、徒歩できたハラミキと待ち合わせて

不愛想な売店の兄ちゃんから小さなポップコーンを買ったよ

 

シアターは次第に暗くなり、スクリーンにはでかでかと『イェスタディ』の文字

 

yesterdaymovie.jp


Yesterday (2019) - Movie Trailer

 

売れないミュージシャンがある日、バスで吹っ飛ばされた瞬間から自分以外誰もビートルズを知らない世界に。

 

そこから、「Yesterday」「Let it be」「Hey Jude」数々の名曲を自分のオリジナルソングと謳いながら葛藤と共にスターになっていく話。

 

映画に秘められたテーマはこうだと思いました。

 

「お金と名声」そして「小さな幸せ」どちらを選ぶか

 

ふと去年、同じようなテーマが散りばめられた映画が頭をよぎりました。

Bohemian Rhapsody


BOHEMIAN RHAPSODY Final Trailer (2018) Rami Malek, Freddie Mercury Queen Movie HD

 

フレディは、結局お金と名声を選ばざるをえなかった。

そしたら後世まで語られる伝説になったのだけど大切な人がひとり、またひとりと離れて行ってそうやって一人になっちゃったんだよね。

 

現実の世界ってそうやって悲しみが溢れてるもんだよ。

 

でも、この映画の主人公は何が大切なのかわかったらしい。

すごいかっこよかったなあ。

 

話は変わるけれど、

映画を観る大衆の眼って1年、また1年と肥えている気がします。

 

人間の心の弱い部分をリアルに描いた作品って話題になるのかなあ、なんて思ったり。

 

今年は豊作がたくさんだなあ。

 

 

〈385.ぬるま湯ホウチガ商店街〉

10月18日。

 

200の更新をしたとき、ノベ1万人の来場がちょうどでした。

そして385の今日、ノべ2万人の来場になりました。おめでたいことです。いつもありがとうございます。

 

2万人というか、正確には2万回のクリックを得たという表現の方が正しいかな。だとしても、初期には考えられない数字だと思う。

 

 

実はだいぶ前だけど、個人的に某動画サイトに動画を載せたことがある。どれだけ視聴数が伸びるかワクワクしたものだけども、朝目が覚めて見てみると良くて10とか。そのうち半分くらい自分。

ネットの宇宙の広さとそこでビックバンを起こす難しさを痛感した良い思い出です。

 

ホウチガでもその二の舞になってしまうんじゃないかとか、意気込みだけでしりすぼみ、竜頭蛇尾な出来事で気づけば消えてるんじゃないかと思ったものでございやす。

それを防ぐために自分だけでも毎日更新し続ければ、だれでもいつでも更新しても違和感なくできると思った。実際はどうなんだろう。わかんないけど、今も時々共同企画とか、思いつきの投稿とかを読めるのは、消えずに頑張ったからじゃないかと思う。

 

とまあ自画自賛をしているわけだけども、大してここまで苦労という苦労もないわけです。眠さと戦って書いてみるのがしんどい時があるくらいで。セネガルでも別になにも支障をきたすことなく続けられてます。というのも、この"適当さ"がちょうど良いんだと思った。

 

ただ、適当というのには課題があるわけです。「課題を見つける気がないから成長が遅い」これだ。そりゃそうだ。別にタスクもリスクもなにもないんだから、成長しようとはあんまり思わない。PDCAもサイクルしないわよ。これが良いか悪いかはその人が判断していただいて、ぬるま湯に浸かれる場所としてはこれくらいで良いんじゃないかとも思う。

 

と同時に、初期の野望はちゃんと残ってます。自分たち独自のurlで、いろいろ自分でいじれるようにして、それぞれの店舗を持つとか家を持つとかの商店街みたいなイメージは。

とかいいつつも、そんな血眼にして追いかけるものでもないと思うわけです。ぬるま湯でじわじわ進められればそれでよろしいかと。

 

こんな曖昧なこと言う性格だから研究者向きじゃないんだろうな。

帰国したらホウチガの優先度をあげてみようかと思うけど、たぶんこれも思うだけで一年経ってるんだろうな。ありゃ。