こんばんわ。だいちです。
いい大学を出たら年収は上がる説
言わば学歴フィルターというやつって実際はあんまり信じたくないですね。だって僕高学歴じゃないもん。
でも、親戚の集まりなんかで従兄弟の誰かが有名〇〇大学に入ったなんて話があったら誰かは「あら、将来は安泰ね」と言うと思います。正直コンプレックスでもありますよ、うん。
いろんな意見があると思います。大手の企業は学歴ではなく個人の素質を見ているから関係ない、でも出世はやっぱり学歴が高い人ほど早い。OBやOGの層が厚いから優遇されてるだとか。
でもね、やっぱり東京大学出た人なんかは上場企業に勤めているって言われたら納得してしまうことは多いですよ。だって、仮に大手企業のHPとか見たとして個人のプロフィールに"〇〇年 東京大学卒"があったら「あぁ、だろうな」って思いますよね。
でも、今日話したいのは東大サイコーという話ではなくて、果たして最初の説が正しいのかどうかということです。
高学歴ほど年収は高くなる。この相関関係はおそらく正しいと思います。たぶん論文をいくつか引っ張ってくれば統計的に有意な分析結果が出てくるでしょう。僕はめんどくさいので調べていませんが。
じゃあ、因果関係はどうなのか?つまり、結果は年収が高い。原因は高学歴。高学歴だと年収は高くなる。これって一見正しそうに見えて、実際はそうではないのかもしれません。年収の高さは学歴によって果たして決まるのか?うーん、おそらく違うでしょうね。年収が高くなるという結果に対して隠された、そして直接的な原因があるかもしれません。
例えば、将来の収入が高くなるような潜在能力が高い人ほど偏差値の高い大学に行っているだけかもしれない。
つまり、潜在能力の高さが収入に直接の影響を与えているのにさも学歴が与えているかのように捉えられている可能性があります。
これって日常生活の中で賢く生きる重要なヒントだと思いません?例えば、近くに高級ジムが新しく出来たとして、このジムに通う人はみんなスタイルが抜群だし、ムキムキだし、ダイエットに成功した人もいるし。じゃあ私も入ろうかなっと思った時にふと足を止めることができるわけですよ。
いや、ちょ、待てよ。この高級ジムに行ったから私がダイエットに成功するんじゃなくて、この高級ジムに通えるほどの人たちは普通の人より収入が高くて、健康食に気を遣える余裕もある。だからみんなスタイルがいいんじゃないか?と踏み止まることができるわけです。
この人はたぶんお金も時間も無駄にしなかったでしょう。ここまでのお話もしかしたらみんなとっくに知ってることだったのかも知らないけれど、僕にとっては目からウロコの考え方だったのですよ。たぶん賢い人たちは自然とこういうことを考えているのでしょうねえ。相関関係ではなく因果関係に重点をおく。
もし、興味が湧いた人がいたら教育経済学者とお医者さんが書いた『「原因と結果」の経済学』(2017) という本を手にとってみてください。経済学ってタイトルですが経済学の小難しい話はほとんどありません。
ということで、長々と失礼しました
ではまた明日