〈126.僕だけの世界〉

今日は久しぶりにテニスをした。何カ月ぶりだろう。このブログをはじめた初期にやったことは覚えているからきっと3カ月ぶりくらいだろうか。体力の衰えと頭で描く動きのギャップがすごくて何度もラケットにボールが届いていなかった。悲しい。

だが、唯一の救いはサーブなのだ。ジュニア時代から武器にやらせてもらっていたし、なにより自分だけのタイミングで打ち出せるのだ。他のショットはすべて相手との掛け合いの中で選択するしかない。そういった意味でも私はサーブが大好きだ。

そしてサーブには主に三つの種類がある。フラットサーブ・スピンサーブ・スライスサーブだ。もちろんこれにキックサーブとかスピードの緩急もあるのだが、基本的には三つで組み立てる。その使いどころが重要なのだ。相手が苦手なコース・自分が得意な球種などいろんな要因で選択は当然変わるのだが、僕は断然“センターにフラット”なのだ。いわゆる直球勝負なのだが、頭を使わなくていい。頭を使わずにポイントをいただけるのだ。そして、ッスパーンと気持ちがいい。残念ながら今日は二回か三回しか入らなかったが、絶対的な信頼を寄せているのはそれが「武器」であり「僕の世界」で始まるからだ。

いざという時に頼れるものがあるのとないのとでは、実力以上に結果が大きく変わる。そこにメンタルの落ち着きも変わるからだ。テニスをそこそこ長いことやらせていただいているおかげでそういう場面がめぐってきたことも少なくはない。

それこそなあ。日常でもそういう武器があったらいいんだけどなあ。自分のタイミングで始められることは少ないし。これが僕の武器です、っていえるようなことあったらいいんだけどな。それだけでも自分の空間って作れるような気がするんだよなあ。

ラケットを常に持ち歩くようにするか。

僕だけの「世界」ッ！！