〈172.寝ぼけ〉
今日は寝起きで夢の続きを見ようと妄想の世界に浸るスタートだった。というのもあまりにも楽しくて嬉しい夢だった。
夢でフェデラーと試合をしていた。しかも勝ちそうなまで押す展開だった。
ちゃんとテニスの夢を見るのはおそらく初めてだし、しかも有名選手に勝ちそうな場面だなんて。いい気分だ。
目を覚まし、2ヶ月ぶりくらいにテニスをしてみたら、まあミジメな結果だったんだけどね。
夢っていうのはいいもんだね。無邪気で楽しいね。気に入った夢があるとノートに残しているんだけど、今日もしっかり残るんだろう。
だけど夢を見るときは眠りが浅い時ともいうらしいじゃないの。あんまり良くないのかもしれないな。どっちでもいいか。
昔哲学の授業で聞いた話。
あなたがいま、夢じゃない証拠ってなんだ。
ほっぺをつねって痛いことか?
でも足がしびれたり、手がしびれたりするように、触覚というのに絶対的な信頼はできない。だから痛いことは起きてることの証拠にはならない。
目も幻覚を見ることがあるように証拠にならない。同じように鼻も、耳も、舌も。
結局なんだったかな。証拠がないけど、考えてるっていう事実だけが頼りだったんだっけな。あんまり覚えてないや。
だから、これを打ち込んでいるいまも実は寝ているのかもしれないね。それならそれでいいや。
なんかぼんやりしているのは、寝起きだからであります。夕方から寝始めたから超早朝に起きてしまった。さあどうしよう。
また夢でもみよう。いや、夢の夢はリアルだったりするのだろうか。別の世界線に行っているだけだろうか。