ホウチガブログ

~方向性の違いでブログ始めることになりました。~

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〈173.腹が減っては、の話〉

引っ越し先が大きい大学に近い。そのためこの時期はスーツの人が多い。それは来春からお世話になる会社とお話に行っている人もいるだろうし、きっと僕とおんなじようにこれから新しい世界にゴングを鳴らしにいく人もいるんだろう。

 

今日は教職を学んだ友人達とご飯に行った。同じキャンパスで4年間学んだ友だ。学部が違うのもいるけど、おんなじような志で頑張ってきた仲だ。今までそれほど所属意識はなかったし、そんなに一緒にご飯に行ったりもしなかったけど、まぁ最後くらいは飯に行けて良かったなぁ。

 

結局カラオケになだれ込んで、そのまま喉を潰した。誰が入れたか知らないけど「旅立ちの日に」を合唱してみると、やっぱりしんみりしてしまった。ごまかすようにJ-POPを歌う奴が出てきて騒いで出てくる。やっぱりさみしいんだなぁ。

 

僕なんかはしばらく学生を続けさせてもらうからそれほど特別な感情はないけど、入社する友人がポツリと言った。

"学生が終わるんだなぁって。ちょっと怖いしもう少し学生で居たいよ。でも、仕方ないのよねぇ。"

 

嫌だけどやんなきゃいけないことがいっぱい。そしてこの岐路における感情は、たぶん恐怖に対する嫌悪なんだろう。それは立ち向かわなくちゃいけない。まだ社会的責任が生じてない今。自分のための戦いなんだろう。

 

思えばこの4年間はたぶん、ほぼ全て自分のための聖戦だった。

これからも、もちろん自分のための戦いではあるけども、それより逃げられない誰かのための戦いなんだろう。会社だったり、家族だったり。

 

それが一つ、大人になることなんだろう。

逃げるという選択肢を握りつぶすこと。

 

だからこそ。

自分のために聖戦を起こしているいまだからこそ。

戦っている自分であることは忘れたくない。

腹が減っては戦はできぬ。

メンタル的な空腹でもそうだろう。

 

戦士は僕なんだから。戦士を大事にしない聖戦があってたまるか。