ホウチガブログ

~方向性の違いでブログ始めることになりました。~

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〈176.隣の芝生の話〉

始発の京都駅。人がぽつぽつと。夜明け前。目をこすってホームで待っている。こんな時間から快速電車は出ているんだなあ。そいつに乗り込み、途中で爆睡しながら、揺られること14時間くらい。

 

コンクリートジャングルを抜け、住宅街を走り、田園風景を楽しむ。そしてまた住宅街を進み、コンクリートの世界に突入する。気づけばまた田園風景。

日本って不思議な国だなぁ。どこに行っても、ここは〇〇っぽいなって思う。

学者さんなら、屋根の形とか道の作りとかで〇〇地方ですね、ってメガネクイっとさせてわかるんだろうけど。

 

よくできた国だよ。どこでもコンクリートでできた綺麗な道があるし、電線が通ってるし、電車の乗り心地も悪くない。どこの駅でも大抵つくりは同じだし、乗り方も変わらない。優しい国だね。

 

ケニアだったら道の具合でなんとなく発展してる地域かわかるし、そもそも都会のコンクリートがボコボコしてる。ネパールはたぶん、タイヤと崖の間に残された距離で、どれくらい田舎に来てるかなんとなくわかる。ベトナムはバイクが多くてうるさい。

 

どれも好きだし、恋しくなる。でも実際その身になると疲れる。

隣の芝生は青いんでしょうな。ジブンチの芝生も青いんだからさ。満足しなさいな。人間の欲は罪深いね。とどまるところを知らないんだから。

 

 

 

さすがにケツ痛いわ。もう風景見飽きたわ。はやく博多着かねぇかな‼︎

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