〈354.まちのようす〉

9月17日。

体調も良くなり、そろそろ自分語りも満足した。

身近なダカールの街の様子を書いてみよう。そっちの方が楽しい。

あくまで僕ひとりのダカールで過ごした10日とそこらの感覚なので。セネガル全体ではないだろうし、なんもわかんない初心者なので。それだけはご容赦願いたいところ。

物価。不思議物価。

1.5リットルの水を買えば、50円高くても80円くらい。一食100円から200円。やっすい。

コカコーラは2リットルくらいのやつでやっぱり100円から150円くらい。安い。外来品が高いわけでもないのか。

バナナ4本で100円。安いね。

タクシー。7kmくらいで300円から400円。京都府民でいうところの、出町柳から伏見稲荷くらい。日本だったら2000-3000円くらいじゃない？安いね。

なんだけども。

ハンバーガー。マクドナルドもどき。セットでひとつ600-700円。日本と大して変わらんね。

先輩が住んでらっしゃる7畳から9畳くらいの比較的余裕ある部屋。月2万5000円くらいらしい。日本の田舎とそんなに変わんない。群馬ならそういう物件あるぞ。

日常品は明らかに安いし、飯も安いことに変わりないんだけど、ちょっと良い生活をしてやろうとすると、日本とそんなに変わらない。

わからない。

謎物価。

道。

もちろん首都ダカールだからなのかもしれないけども、コンクリートでちゃんとまっすぐしてる。ケニアでは道の真ん中に大穴が出来ていたり、歪んでいたりするのもよく見たんだけども、不思議とまっすぐであんまり歪んでたり穴を見かけたりはしない。ケニアに比べて新しくできた道なのかもしれないけども。

水捌けはそんなによくないけども、気温高いから比較的すぐ消える。でも部分的にデカイ水たまりで車スプラッシュしてくる。嫌い。

想像してたよりずっと綺麗な道。不思議。

馬。

日本みたいな車ガンガン電車ガンガンの国だったらなくなったけども、近場の配送みたいなものに馬車みたいなやつが使われてるのも毎日見る。いま泊まっているゲストハウスの窓からもパカパカと聞こえてくる。車道を走ってる。がんばれ。

子ども。

いまは夏休み中なんだとさ。10月に新学年スタートらしい。だから昼間も夜もどこにでもいる。基本楽しそうにボールらしきモノを蹴るか、バケツみたいなやつをもってうろうろしてるか、群れている。

そして俺を見かけると、おそらく中国人のことを指すスラングみたいな言葉を言ってくる。笑われる。わからん。

時々遠くからジャポネ！とも聞こえてくる。恥ずかしそうにbonjourって言ってくる子もいる。かわいい。

夜。

19時とか20時くらいに日没なんだけども、それっからマルシェが賑やかになる。日中はみんなどこにいるんだろう。若干暑いし、サボってるのかはわからないけども、日が暮れてからのほうが人が多くなる。いま居る地域だけの話かもしれない。下手写真でごめんね。

気温。

日中は暑い。といっても日本よりマシだけども。高くても35度いかないくらいかしら。

そして宿主の日本人の方曰く、今月いっぱいくらいまで雨季らしい。いつもは終わる時期だけども今年は雨が降るのが遅いらしい。ゲリラ的に降ってきて、気温が落ちる。涼しくて良い。夜も半袖半ズボンじゃないと無理。

あと数週間後から半年以上続く乾季は、日中は半袖長ズボンくらいで、夜はめちゃ寒らしい。とはいえ日本の秋くらいとのこと。

わからん。未体験。

その他。

歩くと砂がつく。砂の国。サンダルがみなさん基本らしいけども、指がばっちくなる。スネのあたりが砂でざらつく。好きではない。

歩き売りの人がどこでもいるけどもそんなに絡んでこない。一瞬、どうすか？みたいな感じで見せてくるけど、軽くうなずいたりスルーすると普通に通り過ぎる。良い。そういうとこ好き。

普通にビールいっぱい売ってる。ここらへんはイスラーム専門の人がちゃんと知ってるからあんまり僕は言えないけども、比較的緩やかな信仰の人が多いらしい？昼間にモスクからでっかい音で読み上げる拡声器の音がどこでも聞こえてくる日がある。まだよくわからない。

人。そりゃそうなんだけども、全員が全員セネガル生まれの人じゃない。隣の国から来た人も当然だし、中東系の顔の人もいる。時々アジア系の顔もいるし、ヨーロピアンもいる。ダイバーシティ。

来て10日とちょいくらいの肌感覚。

3ヶ月後にどんなふうに修正されるのか楽しみだね。

体調もほぼ完治だし、明日から復帰しましょう。ウォロフ語しゃべれるようにがんばるぞ。