ホウチガブログ

~方向性の違いでブログ始めることになりました。~

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〈188.親の話〉

昨日の私は、人を楽しませる、面白い話を書く人生を送りたいという結論に至った。

 

世の中には研究室にこもり、新たな発見を目指し続ける人もいるし、お金を目的に汗を流す人だっている。結婚せずに自分のためにすべてを使い、人生を楽しむ人もいる。

だけども私はそれとは違う人生を送りたいというのだ。人(嫁さんかもしれないし、ファミリーともいえる仲間かもしれない。)と共に人生を歩みたいと考えたのは、たぶん親のせいだ。

 

小学生からテニスをしていて、350/365日テニスコートに立っていた。父親と共に。最終的に運動嫌い・勝負嫌いな私が試合に出続けたのは、めったに笑わない父親を笑わせたいからだった。勝利の快楽を親父と共有していたかった。

家に帰れば母親がいつもいた。厳しい親父とのテニス。その合間に母親は暖かい飯とともにバラエティ番組を流してくれた。お笑い好きな母は、小さい頃から何度か僕に聞かせる言葉があった。

”人を怒らせるのは簡単。だけども人を笑わせることほど難しいことはないの。”

おそらく偉い落語家さんが言っていた言葉なんだろう。だけど、無限の信頼を寄せていた母に聞かされていたから、その言葉が私のそばに常にいた。

そして、僕の名前。人とのかかわりの中で生きていくよう願いが込められている。生まれた時から運命づけられていたんだな。

 

そんな両親が京都にやってきた。両親はほとんど群馬から出ないので、もちろん京都はほぼ初心者。ちょっとした観光案内をして、京都のちょっといい店を探した。

親との関係が、ゲスト-ホスト関係になりつつある。戸籍上は十文字家の一員だが、そこから外れつつある。

 

つまり、「孝行のしどき」なのだろう。人を楽しませる。面白い話を書く。まずは、身近な親を笑かすことから始めよ。そういうことなのかもしれません。